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「人多いですね。」



「そうだね········」






電車に乗ると、丁度仕事を終えたサラリーマンの人達が沢山いて、





私達はギリギリ入口付近で押しつぶされている状態。





「·······先輩これ毎日してるんですね。」



「もう慣れたかも·······」







ザワザワしている車内で、
声を出しても聞こえなく、耳元で喋られる。






人が多くてあんまり違和感ないけど
普通に壁ドン状態だからね、これ。





まさかのシチュエーションだわ。







するとたまに波のように押されて、







「おわっ」





バランス崩した玉森くんが私を守るように
また壁ドン。







なにこの状態。




男からかけ離れた生活を送ってきた私からしたら心臓が忙しい。






「あっ、すみません。」


「やっ、大丈夫っ·····」





そしてこの気まずい空間。



別に謝ることしてないのにな······






そのままなんとかこの状態を持ちこたえていると、やっと駅に着いた。





なだれかのように急いで電車から降りる。






「···ふぅ、これ毎日すかっ·······」



「··········頑張ろう。」






そのまま2人で駅を出て、
なんとか落ち着いてベンチに腰掛ける。







「玉森くんって家どこら辺········?」



「パン屋の近くですよー」



「パン屋ってアールブランシェ?」



「······はい!」



「あ、じゃあ方向は一緒だ。」






駅から若干玉森くんの方が家は遠いが、
方向は一緒。






「じゃあこのまま帰りましょっ!」



「そうだね····」







そのまま2人で家に向かって帰り出した。







これまだ会って1日目、いや、2日目だけど、

こんなに近づくことあるのかな?







数年恋愛してないから分かんないんだけど。






そのまま私の家について、
流れで電話番号も交換して、







‘‘おやすみなさい’’って別れた。

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あい(プロフ) - toomさん» はじめまして。コメントありがとうございます!私も先輩と結ばれてほしいのですがまだまだ後輩ちゃんの攻めも書こうと思うのでぜひたのしみにしていてくださいね! (2017年8月2日 1時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
toom(プロフ) - あいさん初めまして。大好きな藤玉のオフィス系のお話、はまってしまいました!できれば先輩とハッピーエンドになって欲しいけど、ガンガン攻めてくる玉も見たいし(笑)とにかくこれからの展開が楽しみで仕方ありません!お話の続き、待っています(//∇//) (2017年8月1日 22時) (レス) id: c53d81cc85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2017年7月9日 4時

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