1 ページ1
「Aー！｣
「はっ、はいっ！」
いつも通りに先輩に呼ばれ、
私はオフィスの端っこにある、いわゆる偉い人が座る場所？ってやつに向かって走る。
「実は新しく始まるこの企画をAに頼みたくて呼んだんだけど、任せてもいい？」
コトンと首をかしげて先輩なのに下から優しくお願いしてくる藤ヶ谷さん。
だからモテるんだなぁ。
この方は藤ヶ谷先輩。
私はこの会社に初めて来てから三年が経つんだけど、最初から私を担当してて、仕事が遅かった私をいつも面倒見てくれた人。
そして私はその頃に先輩を好きになったんだよな。
「A、聞いてる？」
「あっ、はい！やらせていただきます！」
「ふふ、良かった。なにか困ったらいつでも頼ってね？」
「ありがとうございます····っ」
私はペコリと頭を下げてから、そそくさと自分の席へ戻った。
ほんとはこの前大変だった企画がやっと終わって嬉しかったんだけど、またすぐに新しい企画。
でも藤ヶ谷先輩に言われちゃうと頼られてんのかな、っていつも頑張っちゃう。
ふと藤ヶ谷先輩を見るともうスイッチを入れ替えてて、パソコンの画面と真剣に見つめているその顔にまた頬が緩む。
しばらく見とれていると
「A！A！」
‘‘またニヤけてる。君悪いよ。’’って隣から注意された。
この子は同僚の土川まき。
綺麗で仕事ができて、すごくサバサバしているからいつも仲良くしている。
私と同じく3年前にこの会社に来て、
すぐに気があったから同僚でもあり親友っていう関係。
「今日呑みね？」
そうまきに言われ、私もすばやく仕事を終わらせるためにやる気を入れてパソコンへ視線を移した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 966人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - toomさん» はじめまして。コメントありがとうございます！私も先輩と結ばれてほしいのですがまだまだ後輩ちゃんの攻めも書こうと思うのでぜひたのしみにしていてくださいね！ (2017年8月2日 1時) (
レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
toom(プロフ) - あいさん初めまして。大好きな藤玉のオフィス系のお話、はまってしまいました！できれば先輩とハッピーエンドになって欲しいけど、ガンガン攻めてくる玉も見たいし（笑）とにかくこれからの展開が楽しみで仕方ありません！お話の続き、待っています(//∇//) (2017年8月1日 22時) (レス) id: c53d81cc85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あい
| 作成日時：2017年7月9日 4時
