クィリナス・クィレルという男 ページ12
「じゅっ、授業を終わります、あっ、
Ms.マグレッツは、その、少し、残ってください。」
『…？はい。』
何かしたっけ？いや、なにもしてない。確実に。
「…この前、き、聞きそびれてしまったんですけど、どう、して、遅れたんで、ですか？」
『あぁ、スネイプ先生の実験を見学してて、つい…』
えへへ、とわざとらしく笑ってみる。
「っ////そう、ですか…。もう、大丈夫です、よ。さぁ、は、はや、く授業、に。」
『は、はい。失礼します。』
『…て言うことがあったんです。何なんですかね？』
スネイプ先生は固まって動かない。
じーっと私を凝視している。居心地が悪くなって適当に視線を泳がせる。
「…あぁ、まぁ、気になっただけでは？」
『そう言うもんですか？』
「気にしなくて良いと思うが。」
はぁい、と返事して紅茶を啜る。
『〜！！』
澄ました顔で思いきり火傷した。
「…？」
お茶会から帰るときだった。
部屋のドアを跨いでスネイプ先生と少し会話しているときに、ターバンさんは現れたのだ。
「…おや、クィレル先生。こんな時間に、散歩ですかな？」
「え…ぁ、い、イグアナの、散歩…してたん、ですよ…お邪魔したなら……すみ、すみません…」((ｵﾄﾞｵﾄﾞ
よく見ると、彼の腕の中にそこそこ大きなイグアナが居る。ペットらしい。
『…クィレル先生、そのイグアナ、触っても良いですか？』
実は虫以外は動物は大好きなのだ。
だからハグリットと話が合う。
クィレル先生は驚いた顔をして、そしてこくり、と頷いた。
ﾁﾗｯとスネイプ先生を見る。
やれやれこの小娘はみたいな感じ。かといって寝る気は無いらしい。
『…案外、固いんですね、皮膚。』
「え、えぇ。き、気を付けて、ください、ね。この子、気難しいから、わ、私以外…てあれ？」
『え？ちょ、』
イグアナが動き出したと思うと、次は私の腕に収まった。
クィレル先生？こいつなつかないんじゃなくて？w
「…気に入られたようだな、Ms.マグレッツ」
いやいや、気に入られても
それどころか寝てるよ、こいつwマイペースだなぁw
『…可愛いから、良いか』
そんな雑談。イグアナをクィレル先生に引き渡し、礼を言う。
『ありがとうございました』((ﾆｺｯ
「…！////大丈夫です、よ。いつでも、遊んでやって、ください…」
中々ない、クィレル先生の満面の笑みだった。
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リリ - スネイプ教授大好きです！私の夢小説もあれなら読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年7月31日 13時) (
レス) id: 551b9207bf (このIDを非表示/違反報告)
はるがみ(プロフ) - 悪魔の罠の弱点は光だったと思います〜 (2018年11月25日 21時) (レス) id: d88723603a (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - 超小型コンミスさん» コメントありがとうございます！ですよねぇ、かっこいいですもん！ホグワーツあったらなぁって思います(笑) (2018年2月25日 9時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
超小型コンミス - 私もスネイプ先生 好きです(｡･ω･｡) ホグワーツ行きたい！ (2018年2月24日 18時) (レス) id: d785573a06 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - クラp教授様、へ！？本当ですか！？申し訳ありません……！修正いたします！ご指摘ありがとうございました！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいらぎ | 作成日時：2017年11月21日 21時
