チェスと謎解きと真実 ページ27
「……チェス？」
ロンが半信半疑に部屋を見る。間違いない。
チェス盤の部屋だ。
…つまりは、そう言うことだろう。
天才チェス棋士のロン様の指示でそれぞれ配置につく。
駒デカイ…と思った。
結構大事な場面なんだろうけど、そんなのは
気にしないw
何せこれに勝たなきゃ進めない。
何者かを止めることが出来なくなる。
「…やっぱり」
苦々しげに呟いた。
「僕が取られなきゃ。」
「ダメよ、ロン！！」
ハーマイオニーが声をあげる。
それを上回る声で、私はハーマイオニーに言った。
『何かを守るための多少の犠牲は、必要よ』
「だからってロンを見捨てるのか！？」
『誰が見捨てるなんて言ったの？ハリー。
大丈夫、ロン。死にはしない。』
力強く頷いた。ロンが動き、盤から落ちる。
「ロン！！」
ハーマイオニーの悲鳴。動こうとするのを
必死に制止して、私はハリーに向き直った。
『チェックメイトよ。ハリー』
…チェック、メイト。そんな宣言と共にガチャン
と鍵が開く音が響く。
ロンは先に行けと言い、ハリーは連れていくと言って聞かない。
早くしないと、本当に面倒なことになる。
『ハリー。』
「…なに」
『…ロンの怪我、無駄になるわよ？』
とうとう折れたハリーが次の部屋に入る。
真ん中まで進んだところで、炎が私たちを囲んだ。
えっと、なにこれ長い←
まぁ要約すると、どれかひとつが前に進めて
ひとつが後ろに戻れて、あとは酒と毒って
事か。
これ魔法とかじゃなくてなぞなぞじゃんかw
と必死に考えるハーマイオニーに言いたいのを我慢して自分も考える。
「分かったわ。」
え？早くね？
迷いなく手に取ったのは一番右端の容器。
「…ギリギリ二人分しかない。どうしよう、」
「…A、行って。真実を見るべきよ」
『は、ハーマイオニー…』
気を効かせてくれたのか、彼女は言った。
…スネイプ先生を疑ってごめんなさいね。
と困ったような笑みで言われた気がした。
「…行こう、A。ハーマイオニー、気をつけてね。梟で、校長に手紙を出してくれないかな。賢者の石が危ないって」
「えぇ、分かったわ。ハリー、早く。」
グッと、容器の液体を飲み干す。
何とも言えない味だ。
先へ続く扉に近づくと炎が生き物のように私達を避けた。
ドアを開け放ち見たとき、そこにいたのは、
やはり、セブルスでは無かった。
それどころか、目を疑いたくなった。
そこにいたのは、クィリナス・クィレルだったのだから。
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リリ - スネイプ教授大好きです！私の夢小説もあれなら読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年7月31日 13時) (
レス) id: 551b9207bf (このIDを非表示/違反報告)
はるがみ(プロフ) - 悪魔の罠の弱点は光だったと思います〜 (2018年11月25日 21時) (レス) id: d88723603a (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - 超小型コンミスさん» コメントありがとうございます！ですよねぇ、かっこいいですもん！ホグワーツあったらなぁって思います(笑) (2018年2月25日 9時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
超小型コンミス - 私もスネイプ先生 好きです(｡･ω･｡) ホグワーツ行きたい！ (2018年2月24日 18時) (レス) id: d785573a06 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - クラp教授様、へ！？本当ですか！？申し訳ありません……！修正いたします！ご指摘ありがとうございました！！ (2018年1月25日 16時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいらぎ | 作成日時：2017年11月21日 21時
