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23話 ページ25

「・・・その、姉が連れ去られたってのは何時の話だ?」


とても息の詰まる沈黙を破ってくれたのは中原さん。
何時・・・



「えっと、15年くらい前です、」



すると、とても驚いた顔で危うく珈琲を落としそうになる中原さん。



「15年前っつったら、俺も未だマフィアじゃねェ頃だな。」



中原さんがいない頃、随分前だな・・・



「まだ生きてるとして、結構の古株だぞ?
年はいくつぐらいなんだ?」



めっちゃ協力してくれるやん・・・、とときめきつつ、



「15年小学生だったから・・・だいたい、21から27くらいです。」



「俺と近ェンだな、だとしたらその辺の年齢の奴に洗いざらい聞いてみる。
いい報告ができるように努力はしてやる。」



がたっと、立ち上がった中原さん
つられて俺も立つ、



「あっ、はい!有難う御座います!」



深々と頭を下げる。



「顔上げろ、じゃあ、俺はそろそろ戻る。じゃあな、」




「はいっ!」

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作者名:ちゆ。 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月14日 22時

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