今様の華36 ページ37
太宰side
太宰「森さん、Aちゃんは?」
森「大丈夫だよ、今は少し意識を失っているが少し眠れば治るはずだ」
Aちゃん、Qの異能攻撃で幻覚に殺されかけたのか…
あの感じからすると、、家族?
そう言えば読矢グループっていう大財閥があった…
もしかしてAちゃんはそこの令嬢?
有り得なくないが…
太宰「森さん、Aちゃんを地下牢に行かせたのは彼女に過去を思い出させるため?」
森「その通りだよ。彼女を太宰君が拾ってきた後素性を調べてみたのだよ。彼女は読矢グループの御令嬢だ。読矢グループはある大事を起こそうと企んでいたらしくてね。きっと読矢君はその事情を知ってしまったのだろう。そこで両親に殺されそうになった。しかし、その前に彼女の異能が発動した。遺されたのは死体の山と何故か焼かれた家そして読矢君だったのだよ。」
太宰「その彼女を僕が拾ってきた…」
だからか、あんなにも料理が上手いのは。
だからか、あんなにピアノが上手いのは。
しかし、何故家は焼かれたのだろう。
Aちゃんの異能で火は出ないはず…
何よりQの異能はQを傷つけた相手に幻覚を見させる能力。
大抵は幻覚を見ている人が血迷って周囲の人間を無差別に襲う。
だけどAちゃんは違かった。
Aちゃんが襲われていた。
それは何故か…
彼女の中で過去が軛になっていたからではないか…
in地下牢
太宰「Q、何をしたんだ」
夢「太宰さん…僕はただ…」
太宰「いつも通り異能攻撃を仕掛けた。そうしたらAちゃんが幻覚に殺されかけた。でも何も出来なくて震えてみていた、と?」
夢「真逆あんなことになるなんて考えていなかったんだ!」
パァンッ
太宰「今後一生Aちゃんに手を出しては駄目だ。」
そう言い残し地下牢を後にする。
マフィア「太宰殿、読矢秘書殿の意識がお戻りになりました。」
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ELI-SA(プロフ) - 桔梗様 そう言って頂けてとっても嬉しいです!!これからも頑張りたいと思います!!そろそろ続編かも!です!! (2020年10月17日 8時) (レス) id: 3f22f2cebb (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - とってもいい作品ですね!毎回楽しみによませてもらってます!頑張ってください!!! (2020年10月17日 1時) (レス) id: 7f9bcba213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ELI-SA | 作成日時:2020年8月22日 23時