【ハイキュー!!】返却ぷりーず、平穏高校生活。

7.高校生活初めての朝 ページ21

　
私の耳元で、スマホからであろうアラームが鳴り響く。




「……うるさ、」




片手間にそれを止め、ムクリと起き上がる。雀の鳴き声が聞こえて、朝かぁ……と肩を落とす。…アラーム鳴ってただろ、という突っ込みは無しで。





二段ベッドの下から降り、ひとつ伸びをする。……背中バキバキバキッつったんだけど。




現在の時刻は6時ちょっと前。私以外は誰も起きてない。意外だな、皆早起きって思ってたから。




取り敢えず机に向かう。……忘れた方もいるかもしれないけど、昨日は勉強のノルマを達成してないからね。昨日夜、すぐ寝ちゃったし、朝少しやんなきゃ。






「う、数字の羅列……」





駄目だ、最早暗号に見えてきた。







唸りながらワークとにらめっこすること30分。仁花が起床した。





「あ、おはよ仁花」




「…ん、おはようA」





ぎゃんかわ。ヤバイ。『……ん、』って可愛すぎや……。(菩薩顔)






一方、雪とるなは起きない。あれかな？ギリギリまで寝るタイプかな？






「仁花、朝ご飯作ろっか、味噌汁は昨日の残りで、ご飯も足りる。……目玉焼きとか？」




「そうだね、簡単だしそれにしよう、」






椅子から立ち上がり、パジャマのままエプロンを着ける。フライパンどこだ。






「油を……敷いて…………………………卵がまさかの双子ちゃんかいな、」





２つとも双子ちゃんかい……卵消費量が少なくなった。ラッキー。






後は適当に蓋をして、火が通るのを待つ。……火が通る？まぁいいや。






焼いていると、匂いで目が覚めたのか、雪とるなが同時に起き上がる。二人共、ベッド上の段だから降りてくる。






「はよ〜、今日の朝は目玉焼き？」




「そ。雪とるなおはよ〜」




「おはよ、」






二人共……いや、三人共可愛い。私ここにいたらさ、三人に一目惚れした不良のお兄様方にフルボッコされそうや……、怖い。








「……よし、」





火を止め、皿にとる。なんか半熟っぽい。半熟の方が好きだけどね。





仁花は味噌汁を温め、ご飯はレンジでチン、と。マイクロ波尊い。







「よし、出来たよ〜」






部屋の真ん中にあるテーブルへ仁花と一緒に運ぶ。ものの三回の往復で、テーブルには全ての準備が整えられた。

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ラッキーハイキューキャラ!!

菅原 孝支

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