荘園の案内 ページ5
私は､あっ…と理解すると顔が真っ赤になった｡
「占い師くん、可愛い嬢ちゃんを口説くのは俺の役目じゃないか？」
次はカウボーイだろうか？大きな帽子を被った男性が自己紹介をする
「俺はカヴィン･アユソ､カウボーイ…君に恋してる男の1人さ☆」
《なに…？ナルシスト？口説き魔？たらし？》
可愛いなど私は言われた事がなかったので動揺してしまって返事が返せない｡
食堂の端でクラークさんがまたしても笑っているのが見えた｡また心を読んだのだろう…
クラーク「まぁまぁ…カヴィンさん､Aさんが動揺しているので」
クラークさんは私の肩に手を添えてカヴィンさんに微笑んだ｡ん？睨んだ？…気のせい？
《まぁクラークさんがいれば何とかなりそうだな》
…また読まれただろうか？クラークさんはこちらを見て優しく微笑んでいる。
それから医師のエミリー先生や､空軍のマーサさん､探鉱者のキャンベルさんなどからも
自己紹介をしてもらって人の名前と職業と顔は一致した｡私は呪術師のパトリシアさんと
とても仲良くなって明日の昼に部屋に来るように言われた｡明日の予定を整理しようと
頭を動かすがぼんやりとしてしまう…すると肩をトントンと叩かれた
『ん？あ、クラークさん！』
私がとても頼れると認識しているクラークさんが後ろに立っていた
『なんですか？』
「この館のルールや部屋の位置､ゲームについて教えるようにエマさんに言われてね」
どうやら普段はエマちゃんが案内するようだが庭の手入れをしたいということで
クラークさんに案内を任せたらしい｡
クラーク｢まずここ｣
クラークさんが2階の階段を上がってすぐの部屋の扉を開けた｡
ベッド､机､ソファ､椅子､タンス､棚､トイレ､窓が1つある部屋で、
クラーク｢ここがAさんの部屋だよ｣
そう､ここが私の部屋である…え？
《めっちゃ広くないですか？w》
そう言おうとすると…
クラーク「みんなこのくらいの部屋で好きな家具とかも置いたりしてるよ」
また読まれた…｡でも自分が好きな家具を置けるのかぁー！めっちゃいい！
私は部屋へと入って行くと机の上に花瓶と古い本があるのを見つけた｡
『クラークさん…これは？』
古い本を手に取りクラークさんに見せる｡
「これは日記だよ｡後から説明するゲームのことや日々の出来事などを書くことがルールなんだ」
私はへーっと日記をペラペラとめくる｡本自体は古いのに中の紙は綺麗だった｡
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莉奈(プロフ) - みぃさん» ありがとうございますぅ！頑張って書くので何卒宜しくお願い致します！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 3da6a9cbfe (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - なんかこれから話が面白くなるのが分かりますよ……これからも頑張ってください！ (2019年12月4日 21時) (レス) id: c7c195428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉奈 | 作成日時：2019年11月6日 10時
