女子会�� ページ39
その後トレイシーちゃんは言えなそうだったので後に回して順番が私に回ってきた｡
エマ「Aちゃんの好きな人は誰なの？」
ウィラ「私1番楽しみにしてたのAの想い人発表なのよ」
ヘレナ「楽しみです♪」
みんなから期待の眼差しで見つめられる私は困惑しながらも言葉を発する｡
『うーん…いないかな！』
ウィラ「えー！なんでよ楽しみにしてたのに！」
マーサ「私達は言ったし…気になる人もいない？」
フィオナ「ほら！意識してる人とか…」
意識している人……
『意識している人なら…』
エマ「だれなの？！」
ヘレナ「教えてください！」
エミリー「イライさんあたりかしら？」
ツェレ「キャンベルさんと仲良い気もするけど…」
みんなから誰だ誰だと憶測が飛び出る中､口にした名前
『ナワーブさん…ですかね』
トレイシー「え…」
彼の名前を口にすると先程まで顔を埋めていたトレイシーちゃんがゆっくりと顔を上げる｡
トレイシー「…へーそうなんだぁ」
『？』
トレイシー「ナワーブくんねぇ…僕の好きな人もナワーブくんなんだよね〜」
『え、そうだったんだ！』
トレイシー「まぁだからって何かあるわけじゃないよ？」
ふふっと何か企んでそうな笑みを浮かべて喋るトレイシーちゃんに恐怖を覚える…
全身に鳥肌が立ち、喋れなくなる
ウィラ「恋敵ね」
マーサ「どっちが勝つのかしらね」
他の人たちは気づいていないのだろうか？あの不敵な笑みに
『…』
エミリー「Aさん？どうかしたの？」
エミリー先生が心配そうに聞いてきた､
『いえ！なんでも…』
エミリー「そう？」
フィオナ「みんなUNOやらない？」
持ってきたUNOを片手に聞くフィオナさんに賛成する。
その後23時辺りまで遊んで解散となった｡
『はぁ…』
自室に戻るため長い廊下を歩く私は一つため息をついた｡
《トレイシーちゃんの好きな人はナワーブさんだったのか…》
正直､意識をしているのは姫抱き事件(?)があったからで…別に…
『好きとか分かんない…』
下を向いて考え事をしていると、頭を何かにぶつけて後ろに尻もちをついた｡
『いてて…』
「あ…」
見上げるとそこには部屋から出てきたであろうイソップさんが立っていて､
私がぶつかったのはイソップさんの部屋の扉だった｡
イソップ「す、すみません…いるの分からなくて…」
と、謝ってきたので私も慌てて謝る｡
『私こそごめんなさい！下向いてて…部屋も通り過ぎてるし…』
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莉奈(プロフ) - みぃさん» ありがとうございますぅ！頑張って書くので何卒宜しくお願い致します！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 3da6a9cbfe (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - なんかこれから話が面白くなるのが分かりますよ……これからも頑張ってください！ (2019年12月4日 21時) (レス) id: c7c195428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉奈 | 作成日時：2019年11月6日 10時
