世界一の三兄妹 (ページ24)

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Yuta side

優「俺達には親がいないんだ。小さい頃に母さんは出てって父親は逮捕されたあとどうなったかわかんない。だから俺はAを命以上に大切にしてきた。Aを笑わせたくて、悲しませたくなくて、超頑張った。母さんが出てった時泣いたAを見て、もう二度と泣かせないように俺が幸せにしてやるってな。だから、もうアイツを傷つけたくないんだ。」
「なぁ平野。俺以上にあいつを幸せに出来るか？傷つけないって約束できるか？俺の気持ちを受け継げる覚悟はあるか？」

紫「それは、」

優「無いんなら今すぐあいつと別れてくれ。簡単にはあいつはAは渡せない。」

紫「幸せにします！必ず！絶対に傷つけません。僕がたくさん笑わせます！ずっと笑わせてます！」

優「フッ笑ずっと笑わせてんのはこえーよ笑」

紫「あ、すみません、」

優「圧かけて悪かった。お前の気持ちすげえ伝わった」
「…。よろしくな、Aのこと」

紫「はい！！！」

優「ただお兄さんとは言わせねえ！！！」

紫「なんでですかお兄さん！！！」

優「おい！お前！人の話聞いてんのか！？」

廉「なになにもー、笑」

優「紫耀が俺の事お兄さんって言うんだよ生意気に！」

廉「ええやーん笑なぁ紫耀？」

紫「紫耀って呼んでくれるんですか！！！お兄さん方！」

優「だから！優太さん！って呼びやがれクソガキ！」

A、良かったな。幸せにしてもらえよ紫耀に。