005 - 〃 ページ7
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『悠二サン！サボっても大丈夫なの…?!』
「大丈夫､大丈夫！」
そう言って歩みを止めない悠二サン｡
一歩一歩が大きくて悠二サンに遅れをとらないように着いていくだけでも精一杯｡
ふと､視界に入った悠二サンと私の手｡
繋がれた手は思ったよりも大きくてとても暖かい｡
私が知っている異性の手は悟の綺麗な手と父親の少しシワがある手だけ｡
それしか知らない私にとって悠二サンの手は色んな意味で新鮮｡
『…悠二サンの手はなんかゴツゴツしてて"男の人の手"って感じだね』
「そうか？普通だろ」
そう平然と答える悠二サン｡
『そっか､これは「普通」なんだ｡』
また新しく知った「普通」｡
『うん､そっか｡
…………悠二サンありがとう』
「感謝されるような事したか､俺？」
突然､「ありがとう」なんて感謝の言葉を言う私に悠二サンは凄く困惑している｡
はたから見たらおかしいかもしれないけれど､16年間ずっと壊される事の無い檻の中にいた私からしたらどんな小さな「普通」も大切な変化の一つ｡
だから私はこの瞬間がとてつもなく新鮮で楽しい｡
『ふふ､』
さっきまではこの空間が凄く嫌いだったけど悠二サンがいればなんだか大丈夫な気がしてきた｡
「Aって本当にお嬢様なんだな」
『悠二サンがそう言うならそうなんだと思う』
「そうなんだと思うって､お前なぁ……」
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檸檬(プロフ) - プスメラウィッチさん» 返信凄く遅くなってすみません!!コメントありがとうございます!!オチはまだ未定ですが参考にさせて頂きます｡亀更新ですがよろしくお願いいたします(*¨*) (2021年5月20日 5時) (
レス) id: f9b214269c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 檸檬さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月15日 11時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年12月8日 7時
