そんな冗談よして ページ42
「ぁあ､知ってる｡嫌なくらい知ってる｡
だけどそれを俺らは乗り越えないといけないだろ｡」
「だから気持ちを切り替えろ｡そんな気持ちで任務行ったら死ぬぞ」
恵の言葉は一つ一つ､重くのしかかった｡
私たち術師はいつ死ぬのか分からない｡
そんな当たり前の事を分かっていたはずなのになんであんな事を言ってしまったんだろう｡
それから恵には笑って誤魔化したけど恵には全てお見通しなんだろうな｡
恵の言う通り､前を向いて強くなろう｡
誰にも負けないぐらい強くなってやる｡そう確かに意気込んだのになんで私の前に居るの｡
「よっ！五条！久しぶり！」
「なんか俺､生きてた」
『……悠二サン…？』
＊＊＊＊＊
先輩達との訓練後､悟から呼び出しがあったから指定された場所へ向かえば死んだはずの悠二サンがいた｡
あの日見た眩しい笑顔の悠二サンが｡
ここに居るはずのない悠二サンを前になにが起こったのか分からず訳を聞こうとしたがそれを遮るかのように後ろから兄は現れた｡
兄の話曰く､何故生き返ったのか詳しい事は分からないが大方､身体の中にいる両面宿儺の仕業だそう｡
『生き返ったけれど上の連中に知られたら今度は何をするか分からないから暫くは隠すって事ですか？』
「そーいう事！流石僕の妹は飲み込みが早いね」
『…それは良いんですけど､なんで私を呼んだの？ただ､悠二サンに合わせたかった｡とか言わないですよね』
「うん｡そうだよ｡」
そう言うと悟はおちゃらけた雰囲気を消して私を見据えた｡
「Aに”お願い”があるんだ｡聞いてくれるかい」
『はい､なんなりと｡ご当主様』
終わり
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檸檬(プロフ) - プスメラウィッチさん» 返信凄く遅くなってすみません!!コメントありがとうございます!!オチはまだ未定ですが参考にさせて頂きます｡亀更新ですがよろしくお願いいたします(*¨*) (2021年5月20日 5時) (
レス) id: f9b214269c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 檸檬さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月15日 11時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年12月8日 7時
