029-合同任務 ページ31
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「なに｡任務入ったの」
『上層部からの直々の指名の任務らしいよ』
「へぇ―……」
反応が薄い返答の割に声のトーンが少し低い様子からして絶対機嫌が悪い悟｡
多分「上層部からの直々の指名」という点が気に入らないのだろう｡
普段から上層部の事を嫌っているようだし｡
『ははっ､そんな怖い顔しないでよ｡七海先輩も一緒だから平気だよ』
「七海が一緒でも気に食わない」
『気に食わないって言われても上からの指示だからどうしようもないよ｡
あとそんな怖い顔で悠二サン達に会わないでね』
いつも馬鹿みたいに暴れてる人が急に怖い顔してたら驚いちゃうでしょ｡
未だに不機嫌な悟に背を向けて夏目ちゃんとの合流地点に向かう｡
後ろからの視線が痛いけど無視｡
本音をいえば皆とご飯食べに行きたかった｡
恵以外の同い年と話せる絶好の機会だったのに｡
今頃､お店について楽しんでいるんだろうな､とか考えると気分が下がって足がだんだん重くなる｡
重たい足を無理やり動かし集合場所に到着すると見慣れた黒い車と見慣れた人物｡
私よりも数十センチ高い黒髪短髪の夏目ちゃんこと「夏目 治ｵｻﾑ」
私が彼の事を「夏目ちゃん」なんて呼んでいるせいでよく女性に間違われるがれっきとした男性だ｡
少し前まで術師として全線でバリバリに戦っていたらしい｡
私は補助監督としての夏目ちゃんしか知らないからバリバリに戦っている姿が全く想像出来ない｡
『夏目ちゃんお迎えありがと』
「Aさんお疲れ様です｡現場に向かうので急いで下さい」
『はーい』
夏目ちゃんに言われるがまま車に乗り込むと先客がいた｡
『あ､七海先輩お久しぶりです｡元気にしてましたか？』
「お久しぶりです｡まぁ､ぼちぼち元気にやってますよ」
そういうとトレードマークの眼鏡を押し上げた｡
七海先輩は私が唯一尊敬する先輩術師｡
いつも冷静で的確なアドバイスをくれる先輩｡
いつも思うが､こんな素晴らしい人が悟の後輩なんて考えられない｡
『七海先輩､今日はよろしくお願いしますね』
「ええ､こちらこそよろしくお願いします」
Aさんは強いのでそこまで心配していませんが｡と続ける七海先輩の言葉が嬉しくてさっきまであった疲れとか嫌なこととか全て吹き飛んだ
『七海先輩にそう言ってもられて本当に嬉しいです｡ありがとうございます』
嗚呼､今日の任務も頑張れそうだ｡
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檸檬(プロフ) - プスメラウィッチさん» 返信凄く遅くなってすみません!!コメントありがとうございます!!オチはまだ未定ですが参考にさせて頂きます｡亀更新ですがよろしくお願いいたします(*¨*) (2021年5月20日 5時) (
レス) id: f9b214269c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 檸檬さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月15日 11時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年12月8日 7時
