打倒原作！ ４６ ページ46
それから数日後、特に私には何事もなく過ぎていった
でも明らかに里の様子が可笑しい
……多分、私の予想だと今日がその日だと思う
いつも以上に上忍――恐らくは暗部の人だと思うけど、その人たちがソワソワしてる気がする
それにここ最近、イタチ兄ちゃんの様子が可笑しい
満月が私の姿を照らし出す
先生に見つかったら怒られちゃうなぁ
早いとこ決着をつけておかなきゃ
「あれ……？ Aちゃん？」
『イズミ姉ちゃん……！』
ずっと、後悔している事がある
イタチ兄ちゃんの親友である、うちはシスイ
私はこの世界で彼に会うことはなかった
でも、もっと私が気を付けていれば、彼を死なせずに済んだかもしれない
崖から落ちるシスイさんを、私がちゃんと止められていたら……
もう二度と、あんな後悔はしたくない
だから今回は、絶対にイズミ姉ちゃんを助ける
イタチ兄ちゃんの大事な人を、これ以上死なせたくないから
「Aちゃん、ここは今危険な状態だから、早く――」
そう言った瞬間、木ノ葉警務隊と書かれた建物の中から人影が出てくる
……うちはマダラ、と名乗っているうちはオビトだ
髪は長いが、特徴的なお面をしている
良かった……
イズミ姉ちゃんを殺すのが、イタチ兄ちゃんじゃなくて
素早くイズミ姉ちゃんが手裏剣を投げる
しかしそのクナイはオビトをすり抜け、奥の壁に突き刺さった
オビトがゆっくりと顔を私たちに向ける
「下がって、Aちゃん！」
そう言ってイズミ姉ちゃんはクナイを構えた
その目は赤く染まっている
私は大人しくイズミ姉ちゃんの後ろに隠れた
そこからオビトをじっと見る
「ほお、良い目だな」
「はっ！」
イズミ姉ちゃんがクナイを投げるも、それはあっけなく交わされてしまう
「そんな……！」
此方に向かってくる鎖をクナイにわざと巻き付ける
そしてそのまま力を入れて引っ張るが、流石にそう簡単にオビトの体制は崩れない
力を込めている右手が震え始める
……そろそろ限界だ
パッとクナイから手を離す
そして素早く印を結んだ
『風遁・大突破！』
「ぐ、っ」
オビトの体が後ろへと吹き飛ばされた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きなこもち(プロフ) - まだ読み始めたばかりだったのに絵だけで好きになりました。マジで可愛いです (8月31日 18時) (
レス) @page2 id: adaa9ec5a1 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 幼少期ナルトちゃんかわよ！ (2021年10月6日 20時) (レス) @page2 id: ad944f8965 (このIDを非表示/違反報告)
簿地(プロフ) - 壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» 風邪なんですか！お大事にしてくださいね！更新もゆっくりしていきたいと思います_(._.)_ (2018年11月8日 20時) (レス) id: 62d010b4c5 (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - マジですか？！インフルエンザも流行ってくる頃かも知れませんね私も実は風邪気味です。薬飲んで治しマス！更新お休みしてもいいっスからね！頑張ってください！ (2018年11月7日 16時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
簿地(プロフ) - 壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» もしかしなくともインフルエンザでした…笑笑コメントありがとうございます！ (2018年11月3日 18時) (レス) id: 62d010b4c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：簿地 | 作成日時：2018年9月2日 11時
