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私は友達を誘わずに、１人で通うことにした。
単独行動は、割と得意。
別に寂しくもない。
変わってるのかも。
クラス８名のうち、男子は２人、
櫻井くんと、その友達の相葉くん。
その他は、女子５名。
櫻井くんと相葉くんは、
２人とも手足が長くて
ハンサムで、見てるだけで
ドキドキした。
こんなカッコいい男子、
見たことないってくらい。
あ、智。
智がいたわ。
智のかっこよさは、私の自慢。
中身は、ぐだぐだだけどね。
櫻井くんと相葉くんは、
いつも２人で笑ってて、
その声が良く響いた。
声にもドキドキした。
もう、目的を忘れそうになる程。
「滑らかに英語で話せるようになる」
その目的をぶつぶつと繰り返してた休憩時間。
「独り言、多いな。」
櫻井くんに話しかけられた。
「あ、バレた？」
全然可愛くない声が出てしまった。
櫻井くんに話しかけられたのに。
失敗だあ。
突然過ぎて、可愛くできなかったよ。
「何？聞こえてるって分かんなかった？」
しかも、呆れた顔をされた。
ああ、やっぱり失敗だ。
もうだめだ。
はあ。
うん？
離れた所から女の子達が見てる。
そっか、みんな期待してるんだね。
私なんかと話してるのは、
時間が勿体無いよ、王子様。
櫻井くんに、
「ね、注目されてるよ。
どうせなら、あっちに話しかけてあげたら？」
そう言って、持っていたテキストに
視線を落とした。
王子様は、お姫様の元へ。
それがいいって。
何も言わずに女の子達の方に行った櫻井くん。
「きれいな爪だね。」
「何、このプリクラ。すっごい可愛いじゃん。」
にぎやか。
王子様は、こうでなくっちゃ。
可愛いお姫様たちと
戯れていてくださいな。
はい、終わった。
平民の淡い恋は、砕けた。
ま、いいや。
別に恋してないし。
目的を忘れないように。
私だって、カラーはしてないけど
お手入れしてるんだけどな、爪。
気づかないか。
そっか。
可愛くないからね。
平民だからね。
まあ、いいか。
「Aちゃんだって、きれいな爪してるのにね。
翔ちゃん、どこ見てるんだろ。」
「うわあ！」
相葉くんが隣にいて、
急に話しかけられた。
椅子からちょっと飛び上がったよ。
「驚き過ぎだよ〜。」
ケラケラ笑われる。
笑顔が太陽みたい。
キラキラしてる。
私をまっすぐ見て、
よろしくねって握手をした。
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おはな(プロフ) - よっしーさん» よっしーさん、こちらにもコメント頂いてありがとうございます。気に入って頂けた様子、嬉しいです。妄想のネタはたーくさんありますから、少しずつ書いて行こうと思います。またお会いできますように。 (2017年1月15日 21時) (
レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - キュンキュンですね(*´ー｀*)とっても良かったです。他の作品も楽しみです(^-^)v (2017年1月14日 20時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - しのさん、ずっと励まして頂いてありがとうございました。キュンキュンしてもらえました？誰しも『素直になる』って難しいですよね。二人とも、よくがんばりました。ちょっと寂しい気もしていますが、次のお話も準備しています。またお会いできますように。 (2016年11月26日 20時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
しの(プロフ) - おはなさん、完結おつかれさまでした！最後は翔くんオトコを見せましたね(^-^)2人とも素直になれて良かった。実際の彼も好きな人にはなかなか甘い言葉や態度を示すのは苦手そうですよね。またおはなさんのお話し読めるの楽しみにしています。 (2016年11月26日 11時) (レス) id: 6494210e6c (このIDを非表示/違反報告)
おはな(プロフ) - nanaさん» nanaさん！読んで頂けて嬉しいです。コメントもありがとうございます。扉文に「可愛い恋」と書いたものの、切ない感じがどんどん高まってしまって。その切なさを乗り越えた二人は、きっと強く結ばれると思ってます。次は、先生方のお話を頑張ってみますね。 (2016年11月25日 22時) (レス) id: 4a84da09b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはな
| 作成日時：2016年11月1日 14時
