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sellyside
暗い夜道を一緒に走っているA
彼女が電話をしてきた時様子がおかしかった
Aの家に行った時彼女は血で汚れていて
目の前にはAの両親がナイフで刺され横たわっていた
Aが意図的にやったとは1ミリも思ってない
きっと親が始めた事
だって彼女は酷い虐待を受けていたから
俺は、、助けてやれなかった
A『しょうがなかったの、いや、これは言い訳だよね...』
言い訳なんかじゃない
泣いている彼女を抱きしめた
強く強く、離さないように
自分の家にあげてお風呂に入らせた後
Aは酷く泣いていた
『自己防衛』
『殺されそうになった』
『抵抗しただけ』
小さくなっていく声で必死に伝えてくれるA
彼女は殺されそうになった
それも親に
彼女は疲れ切っている
俺しかいないと言われた時もう迷わなかった
助けられなかった罪滅ぼしをさせてくれ
s『...一緒に逃げよう』
ナイフをカバンに入れ必要なものだけを詰めた
そして俺は共犯者になってしまった
Aのためなら血にも汚れてやる
A『ねえ...!selly、どこいくの?』
s『どこにでも行く』
Aとならどこへでも行ってやる
それがたとえ地獄だとしても
遠くからパトカーのサイレンが鳴り響いてる
彼女と共犯者の逃避行が始まった
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「あの夏が飽和する」
から少しパロりました
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作成日時:2024年3月16日 12時