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sellyside
あの日、
高校1年生の夏に一目惚れをした
Aが転校してきた時、運命だと柄にもなく感じた
mondoやrasに
『Aと話してる時だけ雰囲気柔らかくなるよな』
なんて言われるくらいA以外は眼中になかった
Aは気づいてるのかな
いやきっと馬鹿だから気づいていない
あの日だって、ネコがいたと話しかけてきたが
俺は画面のネコじゃなく、彼女を見て可愛いって言ったこと
どうせ気づいてない。
ある日Aは泣きそうな顔をしながら言ってきた
A「あのね、selly、私転校するんだ」
俺は日本語少ししか分からない
だからAは翻訳機能を使って伝えてくれた
内容は、転校するということ
正直戸惑った
もう会えないかもしれない
でもその考えはすぐに無くなった
俺が会いに行く
どんな所へ行ってもまた会いたい
気づけば彼女は泣いていた
なんと言えばいいか分からなかった
だから俺は伝わりもしない韓国語で言った
s『んー、また会えるよ』
s『...俺の事忘れないで』
彼女が最後なんて言ってたのかは分からなかった
今でもAの顔、声、姿、忘れてない
忘れた日なんてなかった
今日はCRストアに用があるから日本に来ている
Aは日本生まれと言っていたよな
もしかしたらと思っていた時
彼女が前から歩いていた
s『...運命か?』
勝手に足が動く
s「Aっ!」
彼女はびっくりしたように俺を見る
A「せ、せりー...?」
s「...あえた、」
s「おれ、わすれてないよ、A」
日本語伝わってるか...?
あの頃よりは日本語出来ると思う
そう思っていたらAは
A「私も!忘れてなんかいないよ!
...だってsellyが、大好きだから!」
あー、ほんと
s「ばかじゃん...」
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作成日時:2024年3月16日 12時