[mnd]故障 ページ20
.
.
もしも世界中でAIがものすごく発展していたらの話
───────────────
『これからよろしくお願いします、mondoさん』
人間の様に喋るこいつは最近流行りのAIロボット
多くの人が買っていて面白そうだったから買ってみた
m『ん、よろしく』
『私の名前は"013"と申します』
当たり前の様に言っているが
m『は?なんで数字?』
『私たちAIロボットは商品番号で呼ばれています』
m『名前ないの?』
『数字が名前となります』
質問をしたら丁寧に答えてくれるが
感情があるのか分からない表情だ
そして、数字が名前はどことなく嫌だ
m『やー呼びづらいって』
m『俺が名前決めていい?』
驚いているのか何を考えているのか
分からない表情でこっちを見るこいつ
問答無用で考える
m『んーAは?呼びやすいよ』
そう言うと
『A...ですか...』
『...A.........A、』
俺が決めた名前を繰り返し呟いている
少ししたら
A『...ありがとうございます...!mondoさん!』
びっくりした
今までは人間に似ている機械が
ただ作り笑いをしている様に見えていた
なのに、今は
本当に笑っている様な、なんというべきか...
まあ、今までで1番人間っぽい...表情だったと思う
Aは何も言わなくても毎日、部屋の掃除や洗濯、
買い物に行ってくれたりした
最初はAIロボットだから手伝ってくれてるのかと思っていたが
調べてみるとこんなに手伝ってくれるAIロボットは
数少ないということが分かった
まー俺としては手伝ってくれるのはありがたいけど
...Aはどう思ってんだ?
だから、ある日俺はずっと気になっていた事を聞いた
m『なんでこんなに色々してくれんの』
そう言うと、Aは
191人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2024年3月16日 12時