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s『来て』
そう言ってsellyさんは私を引っ張って
自分の部屋に入れた
A『え!ちょ、ちょっとsellyさん?!』
s『ん〜?』
A『迷惑じゃないんですか?!』
s『じゃないってー』
私の方を見るsellyさん
s『まあ、今日はここにいるといいよ』
s『風邪ひくし』
確かにこの雨の中鍵を探しには行けない...
A『...じゃあ、お言葉に甘えて...』
sellyさんは満足したようにリビングに入っていった
s『A、鍵どこで落としたの?』
A『んー、私も分からないんですよー』
走ってる時に落としたのかな...?
ふと視界が暗くなった
A『わ!なに?!』
s『これ使って』
A『おー!タオル!ありがとうございます!』
ありがたく使わせてもらう
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sellyside
雨が止んできた
彼女は
A『あ!雨が止みそうです!傘借りてもいいですか?』
s『ん...まあいいけど...』
本当は行って欲しくなかった
俺は性格くそ悪いから
鍵なんて見つからなければいいのになんて思ってしまう
見つからなければ一緒にいれるのに
彼女はやる気をだして鍵を探しに行こうとしている
さっきまで土砂降りだったのに
嘘のように晴れだした
A『わあ〜!sellyさん!見てください空が綺麗ですよ!』
そう言って笑う彼女
s『おー...綺麗だな』
俺の目には彼女しか見えてなかった
A『今日はありがとうございました!
鍵見つけたらまたお礼に行きますね!』
s『...俺も探すよ』
まだ一緒にいたいから
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作成日時:2024年3月16日 12時