[sly]隣人 ページ17
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やってしまった...
A『ああ、鍵が...ない...』
家に帰る途中雨が急に土砂降りのように降ってきて
急いで家に帰ってきたら鍵がなかった
髪の毛が雨でびしょびしょだ
A『うーん...どこかで落としたのかな…?』
ポケットやカバンの中を探してもどこにも無い
A『...強盗にあったらどうしよう...』
焦りと不安で頭が真っ白になった
扉に寄りかかる様に座り込んだ
どうしようどうしようと考えていると急に眠気が襲ってきた
ダメだ、今ここで寝たら...
風邪をひくし、もし強盗が来たら...なんて考えてても
眠気には抗えなかった...
.
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sellyside
豪雨の中傘をさしながら家へ帰る
マンションの自分の部屋の階に行くと
s『...なんだ?』
隣の部屋に住んでいる彼女が扉の所に座り込んで寝ている
よく見たら雨で濡れている
てか...
s『部屋入らないのか...?』
肩をトントンと叩く
A『...ん〜、』
眠そうに彼女は目を開く
すると、
A『...くしゅんっ!』
A『...あぁ、sellyさんですか...?』
s『うん、部屋入らないの?』
そう言うと彼女は思い出したかの様に
A『...!そう!鍵がどこにもないんです!』
ポケットにもカバンにも...なんて言う彼女
道端に落ちているんじゃないのかって言おうとしたが
この雨の中じゃ当分探しに行けない
とりあえず鍵より彼女の方が大事だ
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作成日時:2024年3月16日 12時