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A「だから、らすくんはわたしなんかより、
もっといい人がたくさん、いるよ...」
悲しくなって顔が俯いてしまう
するとrasくんは、私の頬を左手で支えて目を合わせた
r「...Aがいいよ、おれ」
rasくんは悲しそうな顔をしていた
r「さみしいなんてー、おもわせないようにがんばる...」
そして悲しそうな顔を切り替えて笑顔で
r「あとっ!Aがおれのことすきになるようにがんばる!!」
君のその笑顔がいつも私の寂しい思いを無くしてくれた
A「...らすっくんは、や...さしいね...」
さっきまで止まりかけてた涙が溢れてくる
r「あー!なかないで...」
A「...ねえ、らすくん...こんな、
こんな泣き虫なわたしだけど、いい、の...?」
そう言うとrasくんは驚いた顔をして、すぐ
r「......!ふふふっあたりまえじゃん!」
雪なんて吹っ飛ばすくらいの笑顔で答えた
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rasside
ひとりぼっちにさせない、絶対
彼女の涙をぬぐってる時そう思った
俺でいいじゃん
だから、言ってしまった
「すき」という気持ちを
彼女は自分が最低だからといっていたが
俺はそう思わない
ひとりぼっちは寂しいなんて当たり前だ
俺の気持ちが、伝わったあと彼女は
こんな泣き虫でもいいのと聞いてきた
そんなの当たり前だ
やっと繋がった
寒さなんて忘れるくらい、今とても熱い
彼女はまだまだ泣いている
泣き虫な彼女がとても好きだ
もう、我慢しないで
ひとりにしないから、ずっとそばに居るから
r『ずっとずっと好きだ』
泣き虫な彼女は優しい笑顔で
A「 ...ふふっ...なんて、言ったの?」
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作成日時:2024年3月16日 12時