［rs］泣き虫 ページ15
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冬の夕方雪が降り積もっている公園
○○「あのさ、別れて欲しい」
突然別れを告げられた
A「え、なんで...？私、何かした？」
○○「いやただ飽きただけ」
○○「それに俺好きな人出来たんだ」
○○「だからごめんバイバイ」
そう言ってスマホを開き帰って行った彼
A「...なんで、なの...」
傘を持ってきてない私に容赦なく振る雪
A「さいあくだあ...」
その場から動けなかった
ポロポロと目から涙が溢れてくる
彼が私の事をもう好きじゃないのなんて
とっくの前に知ってた
私は弱いから知らないふりをしていただけ
傘もってくればよかったなあ...
ふと、雪が降らなくなった
r「A？だいじょーぶ？」
A「うっ...ら、らすくん...」
rasくんが傘をさしてくれた
rasくんは彼の友達で私とも仲良くしてくれた
日本に来た時彼と友達になって私にも紹介してくれた
r「だから、おれいったじゃん」
r「あんなやつだめだって」
いつも、rasくんは私に忠告してくれてた
なのに私は知らんぷりをしてしまったんだ
A「ふっ...だって、だってえ...」
涙が止まらない
言葉を出す度に涙が倍に出てくる
rasくんはそんな私の涙を優しくぬぐってくれた
A「...ひ、ひとりはっ、こわいから...」
寂しかったんだ
だから彼と離れたくなかった
結局私も自分のために付き合った最低な人
rasくんは無言で私の涙を拭いている
A「らすくん、そで...濡れちゃうよ」
r「Aはさ、なんでーおれがやめとけっていったか」
r「...しってる？」
なんで...？それは、あの人が酷いと分かって
言ってたんじゃないの...？
訳の分からない顔をしてると
r「...まあ、あいつがダメだからっていうのも、ある、」
r「...あと、おれだったら...ひとりにさせない...」
A「な、なんで...？」
r「すき、だから」
rasくんはいつも私があの人にほったらかしにされて
悲しくなっていた時、いつも私に気をかけてくれた
r「おれじゃー、だめ...？」
赤い顔で問うrasくん
A「わたし、自分のために、付き合う酷い人なの...」
A「...ひとりが寂しいから、」
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作成日時：2024年3月16日 12時
