【短編集】すべてが美しい【C.R】 (ページ14)

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cptside

イタズラな笑みを浮かべるしゅごれい

しゅごれいがなんなのか調べてみたら

要するにどんなものでも守ってくれる存在らしい

まだ信じられない

おばけだけどおばけじゃない

最初はびっくりした

だけど今はびっくりしてない

見た目が子供のせいだからか...？

あれから守ってあげると宣言した彼女は

横柄に俺のベットで寝始めた

彼女に触れようとした時

c『...は？』

通り抜けた

俺はただ空気を触っただけだった

まあ、実際に彼女は生きてはいない存在

そう思うと悲しくなる

翌日の朝彼女は起きた

A「んーーよく寝たよく寝たぁ...」

そう言いながらあくびをする

ずっと疑問に思っていたことを聞いた

c「ねえ」

A「？なんだ」

c「なんで、ぼくをまもってくれるの」

そしたら彼女は当たり前のように

A「お前が気に入ったからだ」

A「あと、相性がいいって言うのも理由の一つだな」

A「んふふいいなぁ、ひとりじゃないのは」

A「お前と出会えてよかったぞ！」

あー恥ずかしくないのか彼女は

言葉に責任をもってくれ

A「早くご飯作れ！お腹すいたぞ！」

なんて言ってテーブルに座る彼女

c『...死ぬまで守ってね』