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ただいま24時3分。
遅いな、まだかな、なんて思っていると
鍵を開ける音とドアを開ける音が聞こえてくる。
智「ただいま、A〜？？」
いつもより、柔らかく聞こえる声。
少しだけだけど飲んだことがわかる。
A『智大おかえり、お風呂すぐ入れるし、
ご飯も食べ足りないなら作れるけど、どうする？』
智大は少し悩んだような仕草をとった。
智「あ〜Aを食べるっていう選択肢はないんだ？」
何を言われたか頭の中で整理する。
Aを食べるっていう選択肢……つまり、
ご飯にする？お風呂にする？それとも……
的なやつのことを言っているのか。
悪いけれど、時間を少し過ぎて帰ってきた智大には
そんなことしてあげない。
A『いいから、じゃあお風呂入ってき……んっ』
いきなり唇を奪われる。
私の頬に添えられている彼の手は
少し暖かい。
智「A、俺みんなの前ではそっけない態度
とっちゃうけど、ほんとはだいすきだからね。」
いつもより、子供っぽい口調で、喋り方で
でも愛を含んだ声で、そう呟く。
そしてそのまま抱きついてくる。
智「A、A、大好きだから」
A『やっぱり智大酔ってる？』
少ししか飲んでないなんて私の感は
外れたのだろうか。
智「……今日、とある人から？お前、彼女にも
そんな対応だと嫌われるぞって言われて
まあツンデレなら許されるかもな！って言われたから。」
ツンデレなんかじゃないって証明したくて……
と最後の方の言葉は弱々しくなっていく。
智「俺、Aのことほんとに一生大事にするから」
A『智大……』
私も、と言おうとすると
どんどん智大の体重が私にかかってくるのがわかる
よく見ると気持ちの良さそうな顔をして眠っている。
A『私、智大寝室まで運ばないとじゃん笑』
最後に言った独り言は
照れ隠しなんかじゃない。きっと。
＿＿＿＿
智「A、おはよう」
朝起きると、目の前には彼の顔。
昨日頑張って運んだ甲斐があると思えるほど
気持ちの良い目覚め。
智「起きたばっかで悪いけど、昨日の夜
結局A食えなかったから、今、いい？」
……………
彼は絶対、
ツンデレなんかじゃない。
＿＿＿＿＿…………………
いい感じなのでは！？
まぢで難しい…………
【#12】もう何も言わないで→←【#13】ツンデレなんかじゃない！
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せつな(プロフ) - 雫愁凛さん» ありがとうございます！超絶亀更新になると思いますが、よろしくお願いします！笑 (11月22日 22時) (
レス) id: 8906c4a1fc (このIDを非表示/違反報告)
雫愁凛(プロフ) - すんばらしいくらいにニヤニヤが止まりません！幸をありがとうございます‼️これから応援させていただきますッ！ (11月22日 21時) (レス) id: c015e041e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せつな | 作成日時：2023年11月20日 23時
