27-抜けてるとこさえ ページ6
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Aside
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「アクアが迎えに来るなんて珍しいじゃん」
「言う程じゃないだろ」
「いつもルビーが来てくれてるからさ」
カフェからの帰り道。
ルビーの嬉しそうな、でもどこか心配しているような表情を思い出して笑いがこぼれる。もう高校生なのに、まだまだルビーは甘えんぼさんだ。そんなとこもかわいいけどね。
それに比べて、
「アクアはクールだよね」
「…別に」
「ほら、返事がもうそれっぽい」
ツンツンしてるけど、なんだかんだ私の事を大事に思ってくれているのは分かる。もうアクアは弟みたいなものだ。私、お姉ちゃんしかいなかったから下の子欲しかったんだよね。
でも、弟だとしたら十三歳も離れてるのか。アクアって背高いからそんなに離れてる感じはしないな。体感的には五つ差が良いとこ。
「非番なのに事件に巻き込まれたのかよ」
「巻き込まれてはないよ。私近くにいただけだし」
「人質にされそうだったの知ってるからな」
「一体いつからいたの」
意外とアクアってよく人の事見てるよな。
学校とかでさらっと「教科書忘れたのか？貸してやるよ」とか言って惚れられてそう。いや、アクアに限ってそれはないか。私とお姉ちゃん、それからルビーとミヤコさん以外に話してる人見た事ないし。
「本当に気を付けろよ。姉さん変なところ抜けてるんだから」
「え、どの辺が？」
「塩と砂糖間違えるのは日常茶飯事。スマホの画面割れた時にスクショで報告しようとしてたし、『ホットコーヒーのアイスをください』って頼んだ事もあっただろ」
「警察学校時代には、ミヤコさん個人のスマホじゃなくて事務所に電話したらしいな」と付け加えるアクア。
あの時、ミヤコさんが「苺プロです」って言ってたのは、私が事務所に連絡しちゃってたからだったのか。七年来の謎がようやく解けてすっきりした。
でも、これだけは言わせて欲しい。
「塩と砂糖はどうしても間違えちゃうの。だってどっちも白色でしょ？」
「姉さんの家って、それぞれのケースに名前書いたラベル貼ってなかった？」
「……ごめん、今のは忘れて」
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ソーダ愛す - 私の望んでいたクロスオーバーが読めるなんて...！更新楽しみにしてます！！ (12月10日 0時) (
レス) id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
駐車場 - 本当にすごいですなんでこんなの思いつくんですか天才ですか？なんかもう色々と頑張ってほしいです、更新待ってます！ (10月25日 19時) (レス) @page34 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - うわぁぁぁ！続きが気になるぅ！ (9月4日 21時) (レス) @page26 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
Ama - めっちゃ面白いですー！応援してます。 (8月7日 19時) (レス) @page19 id: 7e4a5b7e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年7月14日 19時
