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あれから、責任者に頼んで今までララライに所属していた人物の書類を一時的に貸してもらった。もちろん全員分。
寝る間も惜しんで毎日毎日書類を読み進めた。
そういえば、アクアが今度ララライ主催の舞台に出るって言ってた気がする。そんな中、被疑者が現れてアクアを刺しでもしたら。今度こそ私は私でいられなくなる。
もう私から何も奪わせない。二人は私が守る。
しかし、どれだけ読んでも私が思っているような人物はいなかった。林さんが言っていたのは、ほんとにただの金髪の男？いや、そもそも男だなんて誰も言ってない。つまり、最初から私の勘違いだった？
そう疑問に思い始めた時。
「…いた」
奴は現れた。
書類と共に受け取った動画に映るのは間違いなく、アクアとルビーの父親であり、お姉ちゃんの元交際相手だ。
根拠はアクアに容姿がそっくりな事以外何もない。だけど、私には分かる。絶対に、こいつがお姉ちゃんを殺した。
名前は＿＿＿
「カミキ…ヒカル」
こいつが、お姉ちゃんを…。
そう思うと、憎しみと怒りと憎悪が絶え間なく私に押し寄せた。
これから何をしよう。
こいつをどう断罪する？普通に逮捕して裁判にかける？重い免罪をかけまくって死刑にする？
いやだめだ。そんなんじゃ物足りない。もっと残酷な方法で、この世に生まれてきた事を後悔するくらい苦しめてやりたい。
思いついたのは、小さな子供が冗談半分で言うようなくだらない事。あの頃、何度も願った…思った事だった。
こんな事をしたら、私はきっと警察官を辞めなければいけなくなる。それだけじゃなく、アクア達にも危害が及ぶかもしれない。
「…それでも私はやらなきゃいけない」
二人には何があっても触れさせない。傷なんかつけさせるものか。
カミキが生きている方が危険だ。いつ二人に接触するか分からない。早く行動しなければ。
その為には、まず下準備が不可欠だ。その点に問題はない。情報収集は警察官の得意分野。
「私から逃げられると思うなよ」
復讐の黒い星が、静かに燃えた。
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ソーダ愛す - 私の望んでいたクロスオーバーが読めるなんて...！更新楽しみにしてます！！ (12月10日 0時) (
レス) id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
駐車場 - 本当にすごいですなんでこんなの思いつくんですか天才ですか？なんかもう色々と頑張ってほしいです、更新待ってます！ (10月25日 19時) (レス) @page34 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - うわぁぁぁ！続きが気になるぅ！ (9月4日 21時) (レス) @page26 id: cde793218e (このIDを非表示/違反報告)
Ama - めっちゃ面白いですー！応援してます。 (8月7日 19時) (レス) @page19 id: 7e4a5b7e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年7月14日 19時
