53 、ー過去編ー 訓練 2 ページ19
凶暴化した犬は原型こそ留めているが犬か疑うほど血と肉に飢えていた
Aの手元には先程の銃とナイフしかない持ち弾も後12回分しかない。犬は7匹だ
どうすればいいのか迷って居れば犬は其れを察したのか飛びかかって来た
銃を構えて撃った。反動が強く、頰に掠ったのか血が口元に垂れて来た
犬には命中したがあまり意味が無かったように見える
「心臓辺りを狙ったのに」
手足が震え、尻持ちをついた。恐怖で立てなくなるとAの首に向かって噛み付こうとしてきた
今度は危険が伴うがナイフで首をかき斬った
胴と首が離れ、少量の肉と濁った血が辺りに飛び散った
「作戦はこう、銃で足を撃ってひるんだ隙にナイフで首を切る。絶対大丈夫!」
子鹿のように震える足を抑えて立ち上がるとその目には殺すと云う純粋で真昼が最も美しいと考える感情が宿っていた
銃の反動が強いせいで少し後ろに下がってしまう。撃っては斬り、撃っては斬り、を繰り返していると辺りには血溜まりが出来ており其処には先程迄生きていたもの達の屍があった
此れを見た真昼はすっかり感心した。そして手を叩きながら歩いてきた
真「凄いよ。実は今まで此奴らを殺せたのは君と私しかいなかったんだよ!やっぱり君には殺しの才能がある!!」
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作者名:yugi 0434 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/profile
作成日時:2019年1月23日 23時