検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:27,588 hit

第12扉 *Heechul* -equest- ページ38

ぱこんっ



「いったぁ…。」
「何回言ったらわかるんだよ、この公式だろうが!!」





そう言って、頭をチョップするのは
私の家庭教師だ。


…そうとは思えないけど。





「叩くと脳細胞がめっちゃ潰れるんだよ!?」

「うるせぇ、だったらさっさと勉強して
脳細胞増やす努力しろよ。

……ただえさえ少ないんだから。」





鼻でフッと笑ってくる。


こんな奴だけど、言い返せないのは
教わり始めてから成績が上がっているからである。



下がったら、即効変えてやるんだから!!





…そう思っていたのに。


「ほら、やればできるじゃん。」


成績表を持ってくるたびにこんなこと言われて
髪がぼさぼさになるくらい撫でてくれるのが嬉しくて。




「ん。」




とハイタッチするために差し出される
綺麗な大きい手が好きで。




いつの間にか、先生を好きになってたなんて。


到底、言えるはずもなく
今日も終わる時間が近づいてきている。





「じゃ、最後にこの問題解いたら終わりな。」
「うげー……。」





見るだけで嫌になってくる。





「はぁ…だから、これとこれ組み合わせて…そう。」





それを見兼ねた先生が
ずいっと顔を横から覗かせて
教科書をシャーペンでぐりぐりとさす。



長い睫毛にさらさらした髪の毛
アイドルみたいな端正な顔立ち。


……甘い匂いがして。




どきどきどきどき





「おい、ちゃんと聞いてんのかよ。」





また、チョップ。






はい、すみませんでした。


ちゃんとやります。

two→←three



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:superjunior , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» わわ、そんなこと言っていただけてすごく嬉しいです!! ひょくのイメージを崩してなかったら良かったです^^ (2015年5月25日 21時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» ありがとうございます!すごくステキなお話でした!不器用で純粋なヒョクらしいな。なんて思いながらほっこりした気持ちになりました♪ (2015年5月25日 4時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» どうでしたでしょうか!!ご希望に添えていたら嬉しいです^^ もしも、またリクエストなどありましたらいつでも言ってください!!!  (2015年5月24日 22時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» 特にないです!サプライズを期待します! (2015年5月23日 21時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» 返信遅れてすみません!!汗 了解いたしました、ひょっくんですね^^他に何か設定とかありますか!?あったら教えてください!! (2015年5月23日 20時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺりーぬ。 | 作成日時:2015年3月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。