検索窓
今日:26 hit、昨日:4 hit、合計:27,612 hit

three ページ13

「……わかりやすい、ね。」






びっくりした。


もしかしたら、先生よりも
教え方が上手いんじゃないかと
思ってしまうくらいわかりやすい説明。



わからなかった問題が
嘘のようにするすると解けた。






「頼まれれば、いつでも勉強教えるなんて
こんなお得な家庭教師居ないと思うよ?」

「…うん、お願いします。」






こう、言わざる負えなかった。



だって…本当に分かりやすくて
いい解説だったから。




言い先生になれるよ、ソンミナ。







「次はどこがいい?」

「えと、ここ…お願い。」






そう言うと、さっきと同じように
解説を始めた。



…はずだったんだけど。





こころなしか、さっきよりも
距離が近い気がする。


彼の吐息が耳に掛かって
背中がぞくっとして。



解説に集中できない。






「A?聞いてる?」






耳元で呟かれるそんな言葉でさえも
私の胸の鼓動を速めてしまう。





静まって…私の心臓。


ソンミナに聞こえちゃいそうだよ……。






「A、大丈夫?」

「う、うん……。」






私はどんな顔をしていたのだろうか。



心配そうなソンミナが
私を見つめていて。





心の中で、溢れだしそうな
思いを留めておきながら


なんとか、自分の鼓動を無視して
教えられたことの応用問題を解き
彼に見せる。






「お、よくできてるよ。」






ふわっと笑い掛けてくれた
彼の顔を見てると、余計に
胸の鼓動が止まらなくなってしまう。






「ご褒美あげる。」






そう、甘く呟いた彼の顔は
ニヒルな笑みを浮かべていて。




その数秒後にゾクゾクするような
変な感覚に押しつぶされそうになった

four→←two



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:superjunior , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» わわ、そんなこと言っていただけてすごく嬉しいです!! ひょくのイメージを崩してなかったら良かったです^^ (2015年5月25日 21時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» ありがとうございます!すごくステキなお話でした!不器用で純粋なヒョクらしいな。なんて思いながらほっこりした気持ちになりました♪ (2015年5月25日 4時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» どうでしたでしょうか!!ご希望に添えていたら嬉しいです^^ もしも、またリクエストなどありましたらいつでも言ってください!!!  (2015年5月24日 22時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ぺりーぬ。さん» 特にないです!サプライズを期待します! (2015年5月23日 21時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ぺりーぬ。(プロフ) - ひまわりさん» 返信遅れてすみません!!汗 了解いたしました、ひょっくんですね^^他に何か設定とかありますか!?あったら教えてください!! (2015年5月23日 20時) (レス) id: cc7ef5f842 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺりーぬ。 | 作成日時:2015年3月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。