悪魔学校事務員、弟達に家燃やされたので教師寮に移ります……

家が燃えた理由……その2 ページ18

〜回想〜








ﾚｲ「どんなかんじだったのかみてみたい！！」



ﾚﾝ･ﾊﾙ「「え？」」


ﾚｲ「だって、おにいちゃんたちだけみててズルい！わたしも火でバコーンってするのみてみたい！！」


ﾊﾙ「……見せるって火の魔術を？」

ﾚﾝ「いやぁ〜、流石に止めた方が…」


ﾚﾝ「おねがい！！わたしきょういい子におるすばんしてたもん！」



ﾚﾝ「……仕方ない！」


ﾊﾙ「可愛い妹のお願いだ、ちょっと火を見せるくらいなら良いだろう！」


ﾚﾝ「そうだな！」


ﾚｲ「やったぁ！！」


と、言う訳で完全に調子に乗っていたのである。




ﾚｲ「すごいすごい！！火がでてる！」


ﾊﾙ「だろ？これを投げてバコーンってしてたんだ。」


ﾚｲ「へ〜！じゃあなげてみて！！バコーンってみてみたい！」


ﾚﾝ「それはダメ！ここじゃ危ないからね。」


ﾚｲ「え〜。………ﾋﾟｺｰﾝ」


そしてレイはここで恐ろしいことを思いつく…

ﾚｲ「じゃあ、もうちょっとだげ火をおおきくしてみて！
それくらいならいいでしょ？おねがい！」


ﾊﾙ「…まぁそれくらいなら。」


できるだけ可愛い妹のお願いを断りたくないのだ。


ﾚﾝ「気をつけろよ…。」


そう言い、炎というぐらいまで火を大きくする。


そして次の瞬間



ﾚｲ「えいっ」ﾍﾞﾁﾝｯ


ﾚﾝ･ﾊﾙ「は？」


ドゴオォォォォォォォォォォォオオン


ﾚﾝ･ﾊﾙ「「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ？！？！？」」



そう……何が起きたのかというと、火を大きくした瞬間…
レイがその火を出していた方の腕を思いっきり叩いていたのである！

そして気を抜いていたハルは炎を離してしまい、行き場を失った炎は無事！目の前の壁に衝突した。

そう…目の前の木造アパートの壁に衝突……。


ボォォォォォォォオオ


ﾊﾙ「やばいやばいやばい」


木造アパート、しかも小さいとなると……火の周りも速く…


ﾚﾝ「家ぇえ！！！燃えてる！！燃えてる！」



ﾊﾙ「と、とと取り敢えず外に出るぞ！！」

そう言ってレイを抱っこし、急いで外に出る3人…。



そうして外に出て、改めて家を見ると





ﾊﾙ･ﾚﾝ「「……終わった………。」」




家が完全に燃えていたのである。

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