文ストの世界がカップルまみれになったなら【文スト】

何だこれ番外 -出逢いは突然に- ページ25

そう。出逢いは突然に。



あの2人が鬼ごっこを始めたのは夕方。


家に帰って、今はとあるBARに居る。


記者をしていた頃からの、所謂行き付けで、後輩と不満をブチまけたりしていた。



？？「なーにぼーっとしてンすか、先輩。」


『いやちょっと情景描写を…』


？？「情景描写って何…」



その後輩が彼、幸田福(セツタフク)。通称セツ君。



幸せそうな名前だけど、彼も非リアの1人。

イケメンだけど、鈍感というか…色々と残念。


そして私の異能についても知っている人。



で、今日来たのは彼に呼ばれたから。何があるのやら…



セツ「俺仕事辞めたんすよ。」


『…は？』



何故！？

仕事は捨てないと明言した上、その才能もあり仕事は恋人と豪語したあのセツ君が！？



セツ「あ〜。何故！？って顔してますね？」


『ど、どうしてそれを…』


セツ「先輩判り易過ぎですよ。」


『ぬぅ…』


セツ「で、答えなんですけど、先輩が辞めたからですね。」


『ふぁ？』



此れはあれか？

先輩が居ない会社なんてある意味無いですから


的なあれか？無い無い無い。無いな。



セツ「いやぁ。

あの仕事熱心で正に仕事の鬼で仕事以外する事無いような先輩が、会社辞めてまでしたかった事を知りたかったんです。」



普通にdisられた。



『普通に聞けば良くない？』


セツ「仕事辞めてまでする事なら、記者の俺には云ってくれないと思って。」


『そういう所、頭回さなくて良いから。』


セツ「じゃ、教えて下さい」



『う〜ん…ニート…じゃ、ない…何だろ。』


セツ「気になりますね…お供させて下さい！」


『あ、良いよ？』


セツ「あ、あっさり…」


『いやそんな隠す事じゃないし。

じゃ、する時連絡するわ。またね〜』



セツ「はいっす。









(此の為に仕事辞めたとは言えないよなぁ)」

白と黒→←一時のテンションは身を滅ぼすから気をつけな

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す