Xデーの惨劇 ページ3
「はい!あーん」
「美味しい〜」
「これ、プレゼント」
「マフラー…ありがと」
私は今カメラ片手に高級割烹料理店の前で寒い乍突っ立っている。
何故か。此処で大物議員の謎の会談が行われるのだ。
内容も相手方もハッキリしないものだ。
怪しい。これを今回のネタにする。
…が、上記の会話で解るとおり、今日は聖誕祭である。
悪鬼蔓延るヨコハマだが、今日はカップルが蔓延っている。
苛つく。こちとら仕事じゃ!
と、思っていると早速出て来た。
議員と小柄な男。
男は私と変わらない位で、帽子を…被り、黒い…外套を纏った…20代位の赭色の髪を持つ…
初めて会った。あの頃夢見た世界。つまりこの世界の住人。
間違いない。彼は__________
『中原中也!!』
しまった、嬉しさの余り叫んでしまった。自分が隠れている事も忘れて。
幸いだったのは大物議員はもう此処を後にしていた事。
然し、彼の海の様に青く、暗い瞳は、じっと此方を睨みつけていた。
やばい逃げなき__________
「手前、誰だ」
逃げる前に彼の低い声は私の鼓膜に届いた。
此処から始まるXデーの惨劇。
『はははは初めましてな中原中也さん。わわわ私は小泉Aです。ではさようなら』
「逃がすかっ」
早い中也さん。捕まる私。
あ、詰んだなコレ。
「手前ェ、一体何者だ?何故俺の名を知っている?」
どうしよう。ここはあの手を使うしか…
「だんまりか。なら本部に連れ帰って拷.問だな」
『中也さん…忘れちゃったの…?』
「何がだ?」
『非道い。あの時はあんな事したのに…』
「は?おい嘘だろ」
『酔っ払った勢いで中也さん私を…』
「え。じゃあ手前ェ何で初めましてなんて云ったんだ?」
『あ』
「拷.問だ」ドスッ
『』
中也さんのチョップを首にくらった私。
意識があるわけありません。
そして
「きゃー!○○ったらぁ!」
カップルは気絶する直前まで煩かった。
此れがXデーの惨劇。
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厨二オタな俺 - こっちでもオチのアンケートしまーす!どしどしカモンヌ! (2018年7月30日 21時) (レス) id: ee6993eb2a (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 文迷のアップデート最高。シナリオ始まった瞬間から泣くわ。アイコン…タイトルコール…みたいなやつ…公式さんありがとう。 (2018年6月28日 22時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 自分でも思います。わろし(笑)大好きですか…嬉しいッ!!(//∇//)頑張ります! (2018年6月27日 21時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)
僕はエイリアン - カップルが謎すぎてわろし。この作品大好きです!頑張って下さい! (2018年6月25日 20時) (レス) id: 67a8650f19 (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 日またぎそうだから此処で…太宰さん誕生日おめでとう! (2018年6月19日 23時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:厨二オタな俺 | 作成日時:2018年3月24日 0時