検索窓
今日:26 hit、昨日:24 hit、合計:47,281 hit

Xデーの惨劇 ページ3

「はい!あーん」

「美味しい〜」


「これ、プレゼント」

「マフラー…ありがと」


私は今カメラ片手に高級割烹料理店の前で寒い乍突っ立っている。


何故か。此処で大物議員の謎の会談が行われるのだ。

内容も相手方もハッキリしないものだ。

怪しい。これを今回のネタにする。


…が、上記の会話で解るとおり、今日は聖誕祭である。

悪鬼蔓延るヨコハマだが、今日はカップルが蔓延っている。

苛つく。こちとら仕事じゃ!


と、思っていると早速出て来た。

議員と小柄な男。

男は私と変わらない位で、帽子を…被り、黒い…外套を纏った…20代位の赭色の髪を持つ…


初めて会った。あの頃夢見た世界。つまりこの世界の住人。

間違いない。彼は__________


『中原中也!!』


しまった、嬉しさの余り叫んでしまった。自分が隠れている事も忘れて。

幸いだったのは大物議員はもう此処を後にしていた事。

然し、彼の海の様に青く、暗い瞳は、じっと此方を睨みつけていた。


やばい逃げなき__________


「手前、誰だ」


逃げる前に彼の低い声は私の鼓膜に届いた。


此処から始まるXデーの惨劇。

『はははは初めましてな中原中也さん。わわわ私は小泉Aです。ではさようなら』

「逃がすかっ」


早い中也さん。捕まる私。

あ、詰んだなコレ。


「手前ェ、一体何者だ?何故俺の名を知っている?」


どうしよう。ここはあの手を使うしか…


「だんまりか。なら本部に連れ帰って拷.問だな」

『中也さん…忘れちゃったの…?』

「何がだ?」

『非道い。あの時はあんな事したのに…』

「は?おい嘘だろ」

『酔っ払った勢いで中也さん私を…』

「え。じゃあ手前ェ何で初めましてなんて云ったんだ?」

『あ』

「拷.問だ」ドスッ

『』

中也さんのチョップを首にくらった私。

意識があるわけありません。

そして

「きゃー!○○ったらぁ!」


カップルは気絶する直前まで煩かった。



此れがXデーの惨劇。

珠玉の…→←こんにちは!私の名前は_____



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

厨二オタな俺 - こっちでもオチのアンケートしまーす!どしどしカモンヌ! (2018年7月30日 21時) (レス) id: ee6993eb2a (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 文迷のアップデート最高。シナリオ始まった瞬間から泣くわ。アイコン…タイトルコール…みたいなやつ…公式さんありがとう。 (2018年6月28日 22時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 自分でも思います。わろし(笑)大好きですか…嬉しいッ!!(//∇//)頑張ります! (2018年6月27日 21時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)
僕はエイリアン - カップルが謎すぎてわろし。この作品大好きです!頑張って下さい! (2018年6月25日 20時) (レス) id: 67a8650f19 (このIDを非表示/違反報告)
厨二オタな俺 - 日またぎそうだから此処で…太宰さん誕生日おめでとう! (2018年6月19日 23時) (レス) id: 63c8de8ff3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:厨二オタな俺 | 作成日時:2018年3月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。