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髪を求めて三千里 ページ3

ああ、全く。どいつもこいつも髪をぞんざいに扱いやがって。街中ブス髪だらけだ。

手入れの行き届いていない枝毛だらけの長髪、
シャンプーのすすぎ残しにより発生したのであろう
フケの積もった黒髪、毛染めを繰り返し、
パサついた金髪。なんだこの世界は。地獄か。


ごくたまにキューティクルな髪を見つければ、
あまりの嬉しさで飛び跳ねそうになる。
思わず触り、櫛でほぐし、崇めたくなる。



ーーーそんな私を、人はこう呼ぶ。




変態、と。




いやいや、失敬な。何が変態なもんか。
髪とは女性にとってとても大切な体の一部である。

艶やかに揺れるロングは男性の心を刺激する。
さわやかなショートは清潔感を感じさせる。
あれほど美しく変幻自在な部位が他にあるだろうか



(・・だがしかし、まだ足りない)



これまで見てきた美しい髪たちの中に、
私を心の底から満足させられた髪はいないのだ。









だから、彼を見た時の私は、無意識に叫んでいた。
"好きです"、と。




「やっと見つけた。・・ーーー私のカミサマ」




そうしてたった今、彼を、
カミサマと名付けると決めたところだ。









「ーーいでっ、」

「人様の頭を勝手に触るなってセンセーに
教わんなかったのかィ」

「おっと、失礼」



どうやら、いつのまにか彼の髪に触れようと
手を伸ばしていたらしい。いけない。
もう欲を抑えられなくなっている。爆発寸前だ。

割と強めに容赦ない攻撃をくらい、私の手は
彼の髪から渋々引き下がることになった。





「で、では、改めて。・・触っていいですか」

「いいわけねェだろ」



即答である。まあ、見ず知らずの女に髪の毛触らせろって言われたらそりゃ引くよね。一つ返事に
うん、とは言えないよ。さすがは私のカミサマ。
お決まり展開をわきまえてる。




「まさか女にセクハラされるたァな」

「美的探究心ですっ」

「次イカれたこと抜かしたら本当に逮捕でィ。
わかったら腕放しやがれ」

「逃げるつもりですかぁぁ・・なんて薄情な人」

「じゃーな変態」
「イデッ!」

腕放してと頼んでおきながらの強行突破。
ガクンと力尽くで振り切られ、思わず尻餅をついた




「あ!ちょー!まってぇぇぇ!」



麗しのカミサマは、全速力で遥か彼方へ消えた。

火の用心→←カミサマ



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設定キーワード:沖田総悟 , 銀魂 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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紫蘭(プロフ) - 新作おめでとうございます!! またまた、私のタイプの夢主ちゃんが…好きです!! もうシュシュさんの作品の夢主ちゃんたちがドストライク過ぎて、毎回毎回楽しみです!! 更新頑張ってください!! (8月25日 18時) (レス) id: 6053f0b386 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月25日 15時

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