男子達 ページ18
なんてことだ。沖田さんがヒーローよろしくなタイミングで登場してきたぞ。つまり・・・
「ーーーカミサマ!!
助けに来てくれたのですねぇぇぇ!!」
「テメェは黙ってろ」
スパッと鋭く一蹴されてしまった。
・・だがいまそれは少し置いとくとして。
最重要問題は、沖田さん、そしてこの黒髪さん含め、
一切の動揺を見せていないということだ。
「ちょっとォォ!皆さん目はついてますか!?」
ーーーなんてったって今現在、私の控えめなお胸は、
プルルンとその全容をさらしているのだから。
疑問を抱く私をよそに、黒髪の彼は眉間を抑えて
大きくため息をつく。
「総悟・・、付き合う人間は選べ」
「土方さん、そいつは猿です」
「ちょっとちょっとそこの男子達!!女の子の胸が
揺れてますよォォ!?」
試しにジャンプしてみる。うん、揺れてる。
そんな私をチラ見した沖田くんは、ひとつため息。
「テメェは猿の裸体みて興奮するのかィ」
「は!?しないですよ!」
「そういうことでィ」
「・・・なるほど!!」
確かに動物園でも野生でも猿ってだいたい裸だしな。
それみて興奮するわけないか!なるほどなァ!
ーーー・・って!
「私は人間です!レディ!!」
もう怒った!いくら寛大な私でも許せない。
髪を一本残らずブラッシングしてやる。
「・・ともかく、だ。こいつが本当に例の薬を
使っていないのかどうか、調べる必要があるだろ」
「えー、あんたこの猿にまだ関わるつもりですかィ。
物好きですねぇ」
「これ以上進展がねェとお上がうるせェしな。
可能性があんなら調べるしかねェ。
それに薬不使用だったとして、明らかに異常人物だろ
むしろ不使用でこれなら尚更ヤベェ」
「それには異論ねーですが、俺ァやですぜ?
こんなヤベェ女相手にすんの」
「お前の連れだろうが、面倒見やがれ」
「違いますよ。万事屋の旦那の連れです」
「ーーー万事屋だァ?」
私の目の前で繰り広げられてるの、まさか私の話?
いま異常人物認定された?
「・・あのー、私、そのクスリ?使ってないです」
「使ったヤツはみんなそう言うんでィ」
「使ってないヤツも言いますよ!」
私のどこが怪しいと言うのだ。まっとうに仕事して
まっとうに生活している。人に迷惑をかけないよう、
思いやりを持って過ごしている。
「とにかく旦那呼んでとっとと話聞いて、さっさと
引き取ってもらいやしょうぜ」
「そんなペットみたいに!」
140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュシュ☆☆(プロフ) - 中村さん» 中村さま!お久しぶりです!タイミングを見つけてのんびりやっていこうと思ってます!お互いのんびり楽しみましょうー!ありがとうございます! (2023年1月11日 0時) (レス) id: e568b5485d (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» いつもありがとうございます!仕事の合間に更新できるタイミングでのんびりやっていくのでたまに遊びに来てくださいませ! (2023年1月11日 0時) (レス) id: e568b5485d (このIDを非表示/違反報告)
中村(プロフ) - 久しぶりにツクを開いたらシュシュさんの更新があってテンションが爆上げになってしまいました(笑)この2023年にまったり同じ界隈に浸っていられることがとても嬉しいです〜!ぜひぜひシュシュさんのペースで楽しんでください!今後とも応援しています! (2023年1月8日 23時) (レス) @page12 id: e4443ffe23 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 新作おめでとうございます!! またまた、私のタイプの夢主ちゃんが…好きです!! もうシュシュさんの作品の夢主ちゃんたちがドストライク過ぎて、毎回毎回楽しみです!! 更新頑張ってください!! (2019年8月25日 18時) (レス) id: 6053f0b386 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年8月25日 15時