【銀魂】的中率20%

ゴールイン！ ページ43

あぁもう、私というやつは。
何でもノリで口走っていいものではない


あと少しで、占いが現実と化す今の状態。
結局、私は我慢できずに白状してしまったわけだ。・・・まあ、過ぎたことを後悔しても
仕方ないので次に進めるとしよう。






「ということで！この気持ちをさらに確実な
ものとするために、ご提案があるのですが」

「却下」
「まだ何も言ってません！」



それは早いまだ早い。
私の妙案を聞いてほしい。占いに頼らず
導き出したこの答えを聞いてほしい。






「ーーーずばり！お泊まり会！」





人のことを知るために必要なのは時間だ。
私と坂田さんは、職場が同じわけでも、
住処が同じわけでもない。つまり、互いを知る
ための時間が少ないのだ。

それを作るには、ともに時間を過ごすしか
ないわけである。



ーーーそしてそれを実現するためには、






「お泊まり会しかないということです！」

「却下」
「相変わらずお早い！」



坂田さんの却下が照れ隠しであると仮定して
話を進めよう。




「万事屋にお世話になることも考えたのですが
やはり普段と違う場所、・・二人共慣れてない所の方がいいかという考えに至りました！」

「ねえ俺の意見は」



二人とも慣れのない場所ならば、きっと自ずと
助け合う部分が出てくるだろうし。それによって話す機会も増えるだろうし。ーーそしてそこからゴールインにむけて着々と距離は近づいて





「最後はフォーリンラブです！」

「お前の存在ごと却下！」
「どんな荒技でございますかそれは！」




そして、二人が慣れ親しんでいない場所といえば、万事屋、マイルームは自然と排除され。






「残ったのは、ーーそう！旅館です！」

「わかった。お前馬鹿だわ」





つまり旅行だ。二人で旅行。これはずばり、
距離を縮めるにはもってこいではないか。





「男女二人で旅行！？しかも同じ部屋に泊まる
つもりだろお前！んなこと許されるか！」

「許されます！私たちに限り！」

「許さねーよ俺が！」




けれど、坂田さんに拒否権なんてものは
はなから存在せず。残念なことに、もう決定事項として成立しているのだ。





「ーーーだって、・・既に二人分の予約を
とってしまいましたもの！」




私だって学んだのだ。この人は素直にイエスとは言わないということ。ーーけれども本心から
嫌だと言っているわけではないだろうと
いうこと。

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