白状 ページ42
ー銀時サイドー
今日も穏やかな家の中、・・とは、どうやら
いかないようだ。
声が馬鹿でかい上にいつもよりテンションが
高ェその女、A。
ついでに身振り手振りをつけて、
感情を大仰に表現しだす始末である。
「ーーーいやぁ!今日は占い日和です!
皆様もこの機会にぜひ!!」
いや、前々から面倒でやかましい奴ではあった
ーーーが、今日の上機嫌は異常である。
「Aさん、何かいいことでもありました?
やけに嬉しそうですね」
「ふふ、わかります!?」
「茶柱でも立ったアルカ?」
「もっともっといいことです!」
どうやら、白状する気はなさそうだが、
俺にとって不都合なことであることは間違いないだろう。理由はねーがそんな気がする。
「もう白状しちゃいますけど!私、もうすぐ
坂田さんにオチちゃいそうなんです!」
「白状しちゃったよ・・」
頭を抱える。何なんだこの女は。
まさかこんなにサラリと、・・しかも告白じみたことを言われるとは思わなかった。
予想外すぎた。
・・えーっと?つまりなんだ、こいつは最初に
出した占い通り、俺に惚れているということか
順調にその道を歩んでいるということか。
「・・お前なぁ、そういうこというならもっと
場所や雰囲気を考えやがれ。・・・ほらみろ。
ガキどもが固まっちまってる」
「・・失敬!刺激が強かったですかね!」
「そういうことじゃねぇ」
この女の唐突さとマイペースさに常人の脳は
ついていけないのだ。つまるところ、正直
俺もいっぱいいっぱいなのだが、
ここ最近の絡みのせいで、いくらか耐性が
ついてしまったらしい。いらねェ抗体である
「昨日お風呂で考えていたのですが、
坂田さんのことを想うと、楽しくなったり、
話せることが嬉しかったり!これはまさしく
恋ではないかと推測致します!」
「そりゃ恋じゃねェ。お前に友達がいねーからだ。人間と話せることに喜びを感じてんだよ」
友達いなくても恋と楽しさの区別はつきます
とか何とかほざくそいつ。・・・恋、ねぇ。
(ーーー絶対ありえねーと思ったが、)
そのうち飽きて離れて行くだろう、と
軽く考えていたというのに。
・・・これはちと読みが外れたようだ。
確かに最近のAは、以前とは少し様子が
違う気はしていたが。ーーまさか、本当に
俺に惚れかけているとは。
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!訂正いたします! (2017年5月3日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - スピリチュアルのところで、「今呪い殺した“胃”相手とかいない?」になってます! (2017年5月2日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - しらたま。さん» ありがとうございます!楽しんで書かせていただくので、皆様にも伝えられる作品にしていきたいと思います!よろしくお願いいたします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 戦胡蝶さん» ありがとうございます!そう言っていただけると、救われます!笑。最初の1話しか考えてなくて、今迷走中です!作者と夢主の暴走を、見守ってください! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 有難うございます!私まで頭の中がハチャメチャになっちゃうような作品を目指します!笑。的中率は上がるのか!?みたいな…。ノープランで書いてます!ぜひおヒマな時にでもよろしくお願いします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年4月23日 0時