匠の力 ページ25
ハンバーグとは、まさに彼氏に作ってあげる
定番料理ではないか。
・・い、いきなりこのメニューではハードルが
高いだろうか。狙ってるとか思われるだろうか
ーーーなんて考えているうちに、ハンバーグは
刻一刻と出来上がりに近づいている。
ジュージューと音を立てるそれは、自分で言うのも何だが、かなり美味しそうである。
(・・・私、おかしいわ)
なんだか、今日助けられてから、坂田さんに
対する意識が変わってきたというか。
いつもなら、アタック的なことでも恥じずに
やってきたわけだけれど、・・今はどうだ。
何をするにも変に意識しすぎてドギマギ。
メニュー1つにしても、ふれる瞬間にしても。
「ーーーあ、できました！」
ぼーっとしている間に、お皿に守られ、ソースをかけられ出来上がったハンバーグ。
うん、美味しそう・・そうじゃなくて！
「坂田さ・・ーーって、えええええ！？」
「んだようるせーな。近所迷惑だろうが」
溝にはまってテレビをみているはずの坂田さんを呼びに行ったまでは、よかったのだが。
「・・・き、綺麗に、なってる」
見てください！あんなに汚く、ゴミに埋もれていた部屋は、綺麗に清掃され、
脱ぎ散らかされた服たちは、均一に、正確に
たたまれているのです！！
「ーーー・・た、匠の力！」
「誰がリフォームの匠だ」
「いえ掃除の匠です！」
「いやどっちも違う」
それよりできたのか、と。
ハンバーグのことだと理解して少し。
「は、ははははい！できました！」
トレイにのせた二人分のハンバーグ。
すっかり歩きやすくなった部屋の中をスムーズに進み、これまた綺麗になった机の上に置いた
「へー、見た目はうまそうだな」
「味も絶品かと！どうぞ召し上がれ！」
その人が箸に手をかけたところで、私はさっきから溜め込んだ疑問をぶつけることにした。
「・・・あの、なぜお掃除を？」
「暇だったんだよ」
「そ、そうでございましたか！」
そう一言で返されてしまっては、こちらとしても何も言えなくなってしまう。
それにしても、あの短時間でここまでテキパキとこなしてしまうとは、・・なかなか手際が
いいではないか。なんて考えている間に、私のハンバーグは坂田さんの口に吸い込まれていく
「ーーーど、どうでしょうか！」
甘党ならば、もしやもう少し甘目がよかったか
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます！訂正いたします！ (2017年5月3日 9時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - スピリチュアルのところで、「今呪い殺した“胃”相手とかいない？」になってます！ (2017年5月2日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - しらたま。さん» ありがとうございます！楽しんで書かせていただくので、皆様にも伝えられる作品にしていきたいと思います！よろしくお願いいたします！ (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 戦胡蝶さん» ありがとうございます！そう言っていただけると、救われます！笑。最初の1話しか考えてなくて、今迷走中です！作者と夢主の暴走を、見守ってください！ (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 有難うございます！私まで頭の中がハチャメチャになっちゃうような作品を目指します！笑。的中率は上がるのか！？みたいな…。ノープランで書いてます！ぜひおヒマな時にでもよろしくお願いします！ (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ☆☆
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作成日時：2017年4月23日 0時
