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税金泥棒 ページ26

夜。さあ寝ようと布団に身を沈めた私の耳に響いた、聞きなれたあれ、ーーではなく。




「・・・話し声?」



騒々しいことに変わりはない。何やら瓶か何かの割れる音も聞こえるし。

けれど明らかにいつもの爆発音ではなかった。


あらかじめ窓から真選組を確認してみたが、
やはりそこから聞こえてくるらしいその話し声






「・・懲りず新技を持ち出してきやがったか」



騒音の次は話し声で私を不眠に追い込む気か。

何をしているのやら、楽しげに笑う声、怒る声
泣く声なんかも混ざっている。

まさか就寝時まで妨害されるとは思わなかった







「ーーー仕方ない」



この時間に他人の家へ訪ねるというのは
少々常識にかけるが、・・・まあいい。

あの連中にそんな気遣いなど無用である。






ーーーー
ーー

いざ門前まで来てみれば、今日は見張りは
見当たらず、中を少し覗き込めば、屋敷の一角が明るくなっているのがわかった。

その場に近くに伴い、聞こえる声も大きくなる


どうやら、宴会か何かが行われているようだ。
大勢の声とグラスをぶつけ合う音が
交差している。





(ーーー税金泥棒め)




市民の安全を守るはずの警察が、騒音被害を
叩き出した挙句に遊び踊っている。

これは由々しき事態である。明日にでも
協力者を得に万事屋へ行こう。






「・・とは言ったものの、こっからどうするか」



協力者へ依頼をしにいくのは明日として、
ーー今の私のミッションは、この騒音を
鎮めることだ。

この状態だと、いつものように道場破りテイストで声を張り上げても押し出しても誰も出てきそうにない。


とはいえ、すでに無許可で警察の陣地へ足を
踏み入れてしまっている私。これは不法侵入に
なるのだろうか。
















「ーーーおい、テメェ何者だ」

「ッ、」




そんな時、首筋に押し当てられた冷たい感覚。
鋭く低い声が、耳元で囁いた。

不覚の極み→←猫の手も借りたい



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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ヤリマン - 耳栓すればよくね? (2021年3月31日 20時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます!私の拙い文章をそこまで褒めてくださって…嬉しい限りですっ!私の自己満足のような小説ですが、楽しんでいただけると嬉しいです! (2017年3月20日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - シュシュさんの小説が一番大好きです!キャラクターの口調や性格をよく捉えていて、言葉遣いも巧みでいつも楽しみにしています!上から目線ですみません…>_<これからもずっと応援してます! (2017年3月20日 4時) (レス) id: cb24aca9f8 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 染井芳野さん» 誠に申し訳ありません…!私の管理不足でございます。これからは、このようなことがないよう注意いたします。ご指摘、本当にありがとうございます。 (2017年3月13日 12時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
染井芳野(プロフ) - ミミさん» コメント欄でのチャットは、他の読者の迷惑になるのでCOMMUなどの利用をするべきだと思います。 (2017年3月13日 12時) (レス) id: 235460ef5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年3月1日 14時

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