検索窓
今日:13 hit、昨日:39 hit、合計:444,030 hit

いろんな原因 ページ45

「ーーーで、お前の言ってたバイトってのァ、このことか」


「いえす」

「こりゃ随分思い切ったな」





喋れねーくせに、と。
違う。喋れないんじゃなく喋らないだけだ。
この違いはとてつもなくデカイ。





「・・トッシーも警察って疑わしいよ」

「ふざけんな。こちとら現職だ」
「どうだか」

「テメェ、」




仕事中はタバコは禁止とか何とか妙ちゃんは
言っていたけど、





(ーーー吸いたい)



隣でスパスパされてしまえばそりゃ吸いたく
なるってもんでしょうが。

わずか数十センチ先から舞い上がる煙を
横目で捉えつつ眉をひそめる。






(・・・って、まてよ)




ギコギコと錆びた音でも発しそうな動きで
その人の方へ顔を向ける。ーーうん。




「あ?何だよ」
「ーーッ、いや別に」





・・・・・ちっかくない?





これまでにないくらいに至近距離。

ーーーそれこそ、ちょっと手を伸ばせば
触れるほどに。・・その人の吐き出した煙が
顔にかかるくらいに。








(・・・ッ、だからってそれが何だってんの)




近いから何だ、と自分に言いたい。
ーーなぜこんなにドギマギしてしまうのか。
意識してしまうのか。心底意味不明だ。



あれか。私の男経験の無さからきてるのか。
免疫がないということか。・・いやいや、
仮にも25歳。四捨五入すれば三十路に乗ってしまう年齢だ。それはまずいよ、女的に。






「ーーおい、さっきからどうした」

「・・・」



不意にこちらに向けられた視線に、びくりと
肩を跳ねあがらせる。一瞥した先には、
怪訝そうに眉をしかめたトッシー。


ーーあぁ、もう。





(・・パイプ椅子一つ分、距離を縮めた時は
平気だったのに)




この現象には、いろんな原因が考えられるが

ニコチン臭い→←メンツの原型



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (255 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
513人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 万事屋   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シュシュ☆☆(プロフ) - rinさん» ありがとうございます!楽しんでいただける作品になっていたら光栄です!返信遅れてしまい申し訳ありません!これからも頑張ります! (2017年2月21日 11時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - いつも楽しみに読まして頂いてます!これからも応援してます!頑張ってください! (2017年2月6日 0時) (レス) id: ca02d9a1b7 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 謎さん» ありがとうございます!あくまで、私の予想図、という形で描かせていただきます。少々お待ちいただければと思います! (2017年2月5日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
- いきなりリクエストすいまんせん(´Д`) (2017年2月5日 0時) (レス) id: 7fba721a26 (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公のイメージ画像を書いてほしいです (2017年2月5日 0時) (レス) id: 7fba721a26 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。