【銀魂】常に10分前行動を心がけるべし

要約すると機嫌が悪い ページ10

「ーー以上のように、一般市民にまで被害が
出ている状況なの。討ち入り決行日まで、
警備を強化した方がいいと思う」

「・・近藤さん」

「あぁ。早いとこ体制を整えよう」




臨時会議とは、私の大敵。
臨時とまで名のつくものなのだから、予定外に
入ってきやがるわけで。

深夜に収集された現在の会議。
つまるところ、私の就寝時間が削られてしまったということ。明日に影響が出かねない。






「じゃあ最後に、討ち入りの実行日時を確認する。ーーA」

「はいよ。・・えー、決行日は二週間後、集合は午前0時。つまり10分前だから23時50分には
門前に集まること。1秒でも過ぎればその場で
切腹ね。討ち入りの前に切腹ねハイ悲しいね」



「Aちゃん、もう少し端的に・・」




ぎろりと睨めば局長はノックアウトである。
話を続けよう。





「決行は2時。だからもう0時5分には動き始めたいのだけれど、その前に副長の一喝がある。
まず副長がタバコに火をつけひと吐きするまでに30秒。その後かっこつける沈黙タイム30秒
やっとベラベラ喋りだして2分。計3分」



「いや、ちょっとA、」

「はいこれで3分のロスです。毎度毎度予定を
狂わせてくれるよねどこぞのマヨラー副長」

「どこぞのって副長って言っちゃってんじゃねーかァア！お前俺の悪口言いてーだけだろ！」





会議でさりげなく不満ぶつけてんじゃねーよ！
とか何とか。誰のせいだ、誰の。


毎度隊士たちの士気や人数、体調などに配慮し
熟考に熟考を重ね、会議などの時間計画を立てても、最初の副長で全部パーである。
やりきれない






「大体細かすぎだ！もう少しアバウトで
いいんだよ！現場では何が起きるか
わかんねーんだから！」

「うるせェマヨチン眼球がァァア！」
「それホントにただの悪口じゃねーか！」




計画通りにいかないことがあるのはわかってる

けど副長のくだらない長話により浪費される
時間は防ぐべきだ。





「流石だなAさん、相手はあの副長だぞ」
「あの毒舌もまたいいんだよなァ」
「でもやっぱ細かすぎるってのは難点だな」
「土方死ね」

「誰だ今最後に土方死ねって言った奴
切腹だコルァア！！」




要約していうと、ーー私は今、睡眠の予定を
狂わされて最高に機嫌が悪いということ。

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