【銀魂】常に10分前行動を心がけるべし

サポートは不可欠 ページ26

「ーーというわけで、決行日は一週間後。
集合時刻は0時ちょうど。決行は午前1時半。
・・わかってるよね？お前ら」

「「「は、はい！もちろんです！」」」




私が練りに練ったこの計画。成功させるには
時間をきっちりしっかり守ることだ。
もちろん、そのために10分前行動は必須である


最後に一つ念押しを入れて、会議は終了した。









「ーーいやぁ、今日のAは一段と怖かったねィ。あんだけ野郎どもビビり上がらせてちゃ
男の1人もできねーはずでィ」

「それ関係ある？・・てか私今から仕事だから」



下世話な話が好きな野郎だな全くもう。
だが今はそんなことを気にしている暇はない。
今日は一段と忙しい。

・・が、総悟となればそんなものは御構い無し





「そういや、今回の討ち入りはお前ェも
参加するってのァ本当かィ」

「・・・そうだけど」



ここは諦めて、自室へと足を急がせながら
質問に答えてやることにした。




「お前最近稽古してねーだろィ。大丈夫かよ」

「余計なお世話！効率よく作戦を運ぶためには
私が現場で腕時計を見てなきゃいけないの！」



みんな知ってるように、少し前にあった
組織内の混乱で、隊士の三分の一を失っていた

小規模な討ち入りといえど、
人数不足は拭えない。


ーーーよって、少人数で効率よく仕事を
遂行するためには、私のサポートが不可欠だと
感じたのだ。無論、私も戦う所存である。





「ハイお話はこれでおしまい！！総悟はこれから12分後に始末書！オッケー？」

「俺がそんなもん真面目に始末すると
思ってんのか」

「思うか思わないかじゃない。祈る」




こいつの場合、もはやサボるのは想定内。
むしろそっちが通常運転。この場合、今日は
ちゃんと仕事 してくれてたらいいな〜と
祈るのだ。





「始末書に限り、だからね！組織に関わる書類については私の監視が入るからね」

「堅っ苦しい」
「お前はもう少し固まるべきだっての」




相変わらず苛立ちが募るのは変わらないが、
これから忙しくなる手前、怒鳴り散らして
体力を消費するのだけは避けたい。





「ーーあんたも本番までちゃんと体を鍛えておくこと！いいね！？」




自室が見えてきたのを機に、私はそいつとの
会話を締めくくった。

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