【銀魂】ポリス×ポリス

やばかった ページ9

あの事件、ーー偶然天敵に会っちゃった
あの事件から数日。

私からイライラが取れることはなく。





「あ、姐さん知ってます？真選組の沖田総悟。
今度はスーパーマーケットぶっ飛ばしたって」

「・・私の前であの男の名を出すな」
「え、何で？何で刀突きつけられてんの俺！」



ちゃきりと物騒な音を立てた刀を携え、小さく
ため息をつく。部下に八つ当たりしたって何も
変わらないのだ。






「あんたも気をつけなよ、真選組には」

「へ？」

「あいつらはヤバかった」

「・・何の話ですか」


「犯罪者だった」
「はい・・？」





やっぱおかしいですよ熱でもあります？、と
気遣ってるのか引いてるのかわからない表情の
そいつには、一つげんこつをお見舞いして。






(ーーーあの男、絶対許さん)




結局破壊活動はあれからやむ気配がない。
私の忠告をフル無視するとはいい度胸だ。


見ていた書類を握り潰さん勢いだった私。
ーーと、その時。








「ーーー姐さん、事件です！今すぐ三丁目に
向かってください！」

「姐さん言うな」







派手に開かれた部屋の扉から顔を出して
刑事ドラマよろしく叫びあげるもう1人の部下

というか、だ。・・私は今燃えている。
もちろん、こちらとしても功績を上げたい
からである。









「ーーーよし。・・ここは奉行所で、
ちゃちゃっと解決してやろうじゃないのよ！」




あのクソむかつくすまし顔を思い浮かべ、
負けてらんないとばかりに拳を握りしめた









「ーーって！？おいいい！姐さんそれ警察庁に
提出する書類ィィイ！」

「・・・・・あ」




持ったまんまだったそれは握った形に皺を寄せ

無残にも、印鑑つきたてほやほやのインクを
にじませていた。

犯罪集団→←人は見た目によらない

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