ノープラン ページ42
(うーん・・)
男の後をつけていた私は、ある一軒家へと
潜入したわけだが。
(ーーーほんと、ここからノープラン)
ただの使命感から突き動かされていただけ
あって、なかなかに行き当たりバッタリである
てか、私一人で打破できるほど、この状況が
安易なものとも思えない。
ここは一度、体制を整えて、応援を読んだ上で
攻め込むべきである。・・ーーのだが、
(・・・・なんか、釈然としない)
真選組への対抗心なんて幼稚なもので
引き下がれなくなっている自分が心底滑稽だが
仕方がない。私は負けず嫌いなのだ。
障子の向こうから聞こえるどんちゃん騒ぎ。
おそらく、矢竹のお仲間ではないか。
テロリスト大量発生である
「ーーーよし」
耳を澄ましつつ、気合いを入れる。
・・ほら、アレだ。私はポジション的に
ヒロインであるし、こういう場合のヒロインは
何気にちゃちゃっとやってのけちゃうのだ。
つまり、すべてよし！！突入あるのみ！
ーーそして。
．
「ーーーお縄につきなさい！矢竹平一郎と
その仲間さんたち！！」
私とそいつらを隔てていたその障子に一太刀。
顔を付き合わせる結果となった。
私の登場とともに、一気にシンと静まり返った
座敷内。酒瓶がいくつも転がっているところを
みると、どうやら宴会らしい。
「・・・・なんだ貴様は」
そんな中で一つ、力強く低い声が
私の鼓膜を震わせた。
「警察です」
「警察だァ？・・真選組に女がいるなんざ
聞いてねーが」
「しんッ！？・・ちっがうから！」
そんな勘違いは言語道断。
私怒っちゃうからね！！
「私は奉行所の者です！どうでもいいから
お縄につきやがれ！！」
「いきなり口悪くなったぞこいつ」
「うるせー真選組なんかと間違えやがって！」
しかもこいつらが当たり前のように、
自分たちの敵を真選組だけに特定してるのが
むかつくのだ。
お前ら狙ってんのは警察組織全体だっての！
(ーーーぜッッッたい私が捕まえてやる！)
悔しさ、むかつきも織り込まれ、
私のテンションは最上級に。
「さて、どうするんですかテロリストども。
大人しく捕まるのか、それとも私に斬られるか
ーーー・・二つに一つ！」
そこで刀を引き抜いて。
いよいよ、戦闘が始まる雰囲気を
漂わせる部屋の中。
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シュシュ☆☆(プロフ) - 雫井さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年10月1日 9時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
雫井(プロフ) - シュシュ☆☆さん» こちらこそありがとうございました！凄いわかりやすくて、とても参考になりました！！更新頑張って下さい！応援してます！！ (2016年9月30日 14時) (レス) id: 5cdce68500 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 雫井さん» いろいろ聞いていただけて嬉しいです！また何かあればご所望ください！ (2016年9月30日 8時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 雫井さん» 1話分は…そうですね。早い時は15分くらいですけど、じっくり考えなきゃならない細かい話や、シリアスな話には２０分〜３０分使うときもあります！ (2016年9月30日 8時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 雫井さん» メモ帳…も使わないです！行き当たりばったりなところがあるので、途中で変な設定加えて矛盾しちゃったり、ラストが最初考えてたのとは違うものになったり…何てよくあります。笑 (2016年9月30日 8時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ☆☆
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年9月23日 16時
