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終焉の直前 ページ40

「お疲れ様でさァ土方さん」










処刑場・・・というべきだろうか


まあ確実に、私の首が落とされる場所











そこで、やっときたか、と
背伸びをする沖田さんがいた











「んじゃ総悟、あとは任せるぜ」


「へい」


















土方さんを見送った後


さて、と沖田さんがこちらに向き直った













「ここに座れ」













その声に従い、私の膝は地面についた



















「・・・本物の外道になりきれず
"本職"のほうは中途半端なまま
知らねェ世界にでてきて・・・

挙句、あんたはここであっけなく死を迎える



・・・哀れなもんでさァ」




「自業自得よ」











腐る程やってきた、罪の数々


・・・これまで殺した人たちの顔すら
思い出せないのだから。












「・・・あんたは、優しすぎたんでさァ
暗殺者って観点からみりゃ、向いてやせんぜ」


「そんな、きれいなもんじゃないわ」












私が優しい?
そんなの、外部からみたらの話。


みせかけ。












「・・・全ては、私の弱さから来た所業




私は・・・罪を犯すことに憤りを感じていた
わけじゃない。

"人を殺す"暗殺者を、悪として
嫌っていたわけでもない。





・・・"自分が人殺しをすること"が
怖かったのよ」











結局は、自分のことしか考えてなかったのだ。













「それで、自業自得ってわけですかィ」


「そうよ」












うつむいた先には、冷たい地面が見えた















「ただ、私が馬鹿で

・・・いろんな人の優しさに、
あの人の言葉に、すがってた」





















「・・・そろそろ、時間でさァ
霧澤Aさん」



「・・・わかった」











静かに告げられた時は

全ての終焉の合図




・・・私の、終焉















「・・・俺ァあんたのこと
見込みがあると思ってます。

あんたは確かに弱ェかもしれねェが
最後の最後にそれと向き合った


・・・それに敬意を表して、


・・・特別に、あんた専用の処刑人を
用意しやした」













後ろから聞こえた足音は
・・・なんだか、懐かしい








「霧澤さんが自業自得ってんなら

・・・あんたも自業自得ですよねィ?」




















「ああ。


ーーー・・・だから、俺ァここにいんだ」




















ーーーー・・・それは、迷惑な"あの人の声"

報いの光→←責任と葛藤ー銀時サイドー



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night - 言い表せないほど格好良かったです。ここまでの物を考えられるシュシュさんはきっと素晴らしい方なんだと思いました。最高です。素晴らしい物語を、ありがとうございました。(口下手ですみません) (2017年8月18日 22時) (レス) id: c9c76cd361 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 華桜さん» 本当ですか!?嬉しいです!最後まで読んでくださって、光栄です!ありがとうございました! (2016年7月24日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
華桜 - 涙で前が見えないっ…!ラストで一人号泣してました。とても素晴らしいお話です! (2016年7月24日 0時) (レス) id: cc8f06af1c (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 月夜の銀の魂さん» コメントありがとうございます!読んでくださってすごく嬉しいです!楽しんでいただけていれば光栄です! (2016年6月18日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の銀の魂 - とても面白かったです 最後は心臓バクバクでした。 絵もとても上手てうらやましいです (2016年6月18日 9時) (レス) id: 468a375fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作成日時:2014年9月20日 20時

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