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同類ー銀時サイドー ページ19

「またいつでも来るネ!
今度は一緒にガールズトークでもするアル!」




「・・・ええ」




.




.





"いつでも"とか、"今度は"とか

その言葉にしっかりと返事を返すAに



少しばかりの喜びを感じた





.




.




.





「どうだった?あいつら」





.




魂平糖への帰り道

俺の口から漏れた質問に





「・・・おかしな人たちだったわ」





.





そんな答えが返ってきた




…いや確かに正論だけども
その無機質な答えに、ちょっとした
反抗心を抱いた






.






.





「・・・お前さ、"場違い"だなんて思ってたんなら
ぶっ殺すからな」


「・・・なら、殺したら?」





.





思ってたのかよ、そう呟き足を止めた




.




.






「お前は…もう"普通"なんだよ
だったら普通に会話して、普通に遊んで……




.




…普通に笑うんだよ」





.





Aの肩に置かれた俺の手は
無意識に力が込められた。




.




.





「・・・お前は、俺達のこと
別世界の人間だと思ってんのかもしんねェけど




・・・俺だって、あいつらだって
本物の戦場何度もくぐってきてんだよ」





.





"攘夷戦争"


俺の中にだって、罪はある





.






・・・こいつを拾った理由ってのは
案外こういう中にあんのかもな





.





.






「人間なんてな、四捨五入したら
みんな犯罪者なんだよ」

「随分ごっそり切り捨てちゃうのね」




「・・・そこはつっこむな」






.





うつむき加減のAは
一体何を考えているのだろうか




.





「テメェはな・・・テメェ自身に
のしかかる罪から逃げてるだけなんだよ



俺は全部背負って
それでも無駄な抵抗して生きてる




・・・"関係深い人間をつくらねェ"とか
そんなのは、ただの逃げ道だ」





.





.





生きるために、時には無駄な抵抗も必要なんだ。
博打にでることも、大切ってわけで。





.




「人生、賭けに出たもん勝ちなんだよ」






.





.





「・・・結局、どっちなのよ



いつか殺してくれるんでしょう?」


「・・・いつか、な」





.




.





複雑に交差した俺の気持ちは



結局自分でも何がなんだかわからなくなって。





.




.





「・・・まあとにかく俺が言いたいのは・・・



テメェも俺も、一緒だってことだ」





.




.





―――そのとき



少し、ほんの少しだけ緩んだ
そいつの表情を俺は






.





・・・第一歩だと思う

腰の刀→←この場所、あの人



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night - 言い表せないほど格好良かったです。ここまでの物を考えられるシュシュさんはきっと素晴らしい方なんだと思いました。最高です。素晴らしい物語を、ありがとうございました。(口下手ですみません) (2017年8月18日 22時) (レス) id: c9c76cd361 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 華桜さん» 本当ですか!?嬉しいです!最後まで読んでくださって、光栄です!ありがとうございました! (2016年7月24日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
華桜 - 涙で前が見えないっ…!ラストで一人号泣してました。とても素晴らしいお話です! (2016年7月24日 0時) (レス) id: cc8f06af1c (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 月夜の銀の魂さん» コメントありがとうございます!読んでくださってすごく嬉しいです!楽しんでいただけていれば光栄です! (2016年6月18日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の銀の魂 - とても面白かったです 最後は心臓バクバクでした。 絵もとても上手てうらやましいです (2016年6月18日 9時) (レス) id: 468a375fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作成日時:2014年9月20日 20時

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