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その四角い箱 ページ16

「ここだ」



「・・・ああ、借家なんだ」

「なんだその言い草は」


















・・・正直いうと、"経営してる"って
もっと大きな会社が構えてあるイメージ


















「万事屋…か」



「いわゆる何でも屋ってわけだ。
結構楽しいもんだぞ」






「仕事してるの?いっつも暇そうだけど」

「・・・そこはそっとしといてほしい」











貧乏なのはすぐに確信できたけれど




















「・・・平和で、楽しそうね」













・・・私なんかとは比べられない位に。




その家という四角い箱の中で
面白おかしく生きていく





まっとうな生き方、っていうのは
そういうことなんだろう。






































「ゴルァァア!!メガネ!
お前私の酢こんぶ食ったアルナ!?
殺すゥゥウ!!」


「待って待って神楽ちゃん!!
僕じゃないよ!!」

















・・・その"楽しそう"な万事屋の扉の向こうは

じせつ、物騒な言葉が飛び交っていた











「おーいテメェら、いい加減
店壊すのやめろ」











銀さんの声に反応したのは

小柄な女の子











純粋なその瞳に、私が写ったらしく

















「ぎ…銀ちゃん…お前……




いくらモテないからって誘拐はダメアル!」

「いやちげーよ!!」


















・・・内容はさておき





賑やかなその会話は、暖かく、心地がいい
























「ちょっとあんたら!何して…って…

あれ?銀さん、その方は?」












奥から姿を現したのは、
メガネをかけた、まだ幼さの残る少年




















「あーそうだった。忘れてたよ。



・・・ま、紹介すっから
とりあえず上がれよ」


















そんな言葉と、

私の右手を掴んだ銀さんにひかれ、



















私は万事屋に足を踏み入れた

誤解も誤解−銀時サイドー→←ひと時の夢か



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night - 言い表せないほど格好良かったです。ここまでの物を考えられるシュシュさんはきっと素晴らしい方なんだと思いました。最高です。素晴らしい物語を、ありがとうございました。(口下手ですみません) (2017年8月18日 22時) (レス) id: c9c76cd361 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 華桜さん» 本当ですか!?嬉しいです!最後まで読んでくださって、光栄です!ありがとうございました! (2016年7月24日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
華桜 - 涙で前が見えないっ…!ラストで一人号泣してました。とても素晴らしいお話です! (2016年7月24日 0時) (レス) id: cc8f06af1c (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 月夜の銀の魂さん» コメントありがとうございます!読んでくださってすごく嬉しいです!楽しんでいただけていれば光栄です! (2016年6月18日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の銀の魂 - とても面白かったです 最後は心臓バクバクでした。 絵もとても上手てうらやましいです (2016年6月18日 9時) (レス) id: 468a375fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作成日時:2014年9月20日 20時

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