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その言葉に揺られて ページ14

「なんで私がでていくってわかったの?

・・・せっかく、1週間
芝居したってのに。」



「ありゃ本当に芝居だったのか?」













・・・違うだろう。

私は心底あの生活を求めた





あそこで一生暮らして行けるならば
何もいらない













「・・・芝居よ」












それでも、そこにいるのは


たとえ名前が変わっても、"暗殺者"















血に染まった穢れたこの手で





・・・親父さんの綺麗な団子に

触れることは許されないのだから。





















「・・・お前、嘘つくの下手すぎ」


「・・・本心だっていってんでしょ」











・・・少しずつ、流れていく涙だけは
まだ正直に。












「・・・なんでわざわざ
いやな世界に戻る必要があるんだよ



・・・お前、ドM?」

「違うわよ」



















・・・途端に突きつけられた、あの木刀













「その首が地に落ちるまで
テメェの剣はおさまらねェ…だったか?」



「・・・なんだ。殺すつもりできたの?」













やっぱり、殺気なんて微塵も感じない
ただの棒切れだったけれど











・・・私の願望は、男の木刀を鋭く見せた












「ちげーよ。」











木刀の刃先の部分が

私の喉元にふれた












「死にてェんだろ?なら



・・・いつだって殺してやるっていってんだ。
テメェの首は俺が預かってる






だから、今は普通に暮らしとけ」





「責任取るっていったり…殺すって言ったり…
ホント、意味わなんないわ」






「俺だってわかんねーよ」




















それでも、男の言葉は

私がすがるには十分すぎるもので。













「だから、今夜はぐっすり眠れ」












「……馬鹿、みたい」






















弱い私は・・・



ーーー…自分に負けた

ひと時の夢か→←月の導きは



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night - 言い表せないほど格好良かったです。ここまでの物を考えられるシュシュさんはきっと素晴らしい方なんだと思いました。最高です。素晴らしい物語を、ありがとうございました。(口下手ですみません) (2017年8月18日 22時) (レス) id: c9c76cd361 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 華桜さん» 本当ですか!?嬉しいです!最後まで読んでくださって、光栄です!ありがとうございました! (2016年7月24日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
華桜 - 涙で前が見えないっ…!ラストで一人号泣してました。とても素晴らしいお話です! (2016年7月24日 0時) (レス) id: cc8f06af1c (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 月夜の銀の魂さん» コメントありがとうございます!読んでくださってすごく嬉しいです!楽しんでいただけていれば光栄です! (2016年6月18日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
月夜の銀の魂 - とても面白かったです 最後は心臓バクバクでした。 絵もとても上手てうらやましいです (2016年6月18日 9時) (レス) id: 468a375fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作成日時:2014年9月20日 20時

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