手練れ ページ9
ー土方サイドー
「ーーーと、いうことで!本日から資料庫の
整理を担当してくれる谷津地Aちゃんだ」
「よろしくお願いいたします!」
ニコリ。人当たりのいい笑みを一つ浮かべた
Aに、歓声をあげる隊士ども。
おいおい騙されるなよ。その女の笑顔は
全部ニセモンだぞ。
つーか待て。それよりもだ
「ーーーーー・・おい近藤さん。一体何で
こうなったんだ」
「いやーだってさ、Aちゃん元司書だって
いうし。頭いいから書類整理とか得意かな、
みたいな?」
「みたいな?ってお前・・」
「それに家もねェっていうしよ。ほら、俺ら
警察だし、保護っつーか」
「あやふやじゃねーか・・」
何がどうなってこいつを雇うことになった?
「近藤さん、本当にありがとうございます!
・・・大好きです!」
「がははは!!もうAちゃんたら!
これからよろしく頼むよ!」
「はい♡」
「あぁわかった。・・近藤さんあんた完全に
たぶらかされやがったな!?」
思わず目頭をおさえる。
谷津地Aが来てからわずか1日後、
こいつはあっさりと、真選組で職を得た
ここまでくりゃァ、この演技・・腹黒さは
何と巧みな技なのだろうか。
感心すら湧き上がってくる
「まあまあ土方さん、諦めましょうや。あの女
相当な手練れですぜィ。俺といい勝負でさァ
近藤さんにゃ分が悪い」
「・・・テメェが認めるほどの性悪さか。
そりゃ将来が思いやられるな」
さすがは同族というべきか。
総悟はあの女の本質に気づいていた模様。
とはいえ、今回の件は総悟の提案に
よるもんらしい。ということは、こいつも
たぶらかされてやがるんじゃねェだろうか。
「いやーこれで土方さんの心労が増えると
思ったらウキウキしてくるねィ」
「それが狙いか」
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シュシュ☆☆(プロフ) - ゆゆのんさん» ありがとうございます!がんばります! (2016年8月15日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます!今日中にUPできればと思います! (2016年8月15日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆのん - 続編、頑張ってください!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-! (2016年8月14日 15時) (レス) id: f6bd8ab27a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 続編、おめでとうございますウウウウウ!! これからも頑張って下さい! (2016年8月14日 13時) (レス) id: 69804cea58 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 真結さん» ありがとうございます!最後まで突っ走りたいと思います! (2016年8月14日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年7月31日 16時