【銀魂】金と愛嬌

何の罰だ ページ6

ー土方サイドー



いや、「どうだわかったか」的な顔されても
こっちには微塵も伝わってねーわけで。






「・・あのなァ、全然つまってねーよ。
結局どういうことだ」

「え、わからないんですか！？」

「テメェが金の亡者だってことくれーしか
わかんねェよ」

「・・・バカなんですか」
「んだとコラ」






何がむかつくかというと、
この状況で堂々と構えているこの女の神経だ。

さっきの、か弱い面影は1ミリもみえねェ。


堪忍袋とやらがそろそろ限界を迎えようと
している中、Aと名乗ったそいつは
仕方ないですね、と一言。斬りたい。









「幼稚園児でもわかるようにいえばですね」
「喧嘩売ってんのかテメェ」


「ーーーーー職をくださいってことです」







と、・・はっきりくっきり言い放つ。

つまり、だ。
要約すると、ここで働きたいってことか？









「ーーーー・・いやわかるかァァァ！！！」







俺の嘆きがむなしく響く。





今日は比較的穏やかで過ごしやすい気候。
その上仕事もいつもより少ないのだ。

ーーーーなのに、この状況。
・・・何だこの戦場のような緊張感は。


俺が何したってんだ。何の罰だこれ。
疲れた。普段より疲れた








「おわかりいただけましたかトシさん」
「やっぱ喧嘩売ってんだろ」





．

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