検索窓
今日:15 hit、昨日:19 hit、合計:468,492 hit

気が迷った ページ24

眠れなかった私は、何かお腹に物を入れれば
眠気が増すのでは、という根拠もない
簡易な考えで、厨房にある冷蔵庫を目指して
向かっていたわけだ。

その道中で、誰かの足音を聞きつけた先で
この人が悲鳴をあげたのだ。


ずいぶん驚いているようだが、夜中にあんな
ヒステリックな悲鳴聞かされたのだから
私だって驚いた。







「・・・んだ、お前かよ」

「あ、もしやビビりました?」

「はああ!?ふざけんな!
びび、ビビってなんかねーよ!!」

「ビビったんですね」




あれれれ。もしや鬼の副長様は
ビビリ癖をおもちでございましたか。

あるいは、暗い中で脅かされる・・所謂
ホラー系が苦手とか。





実際、私の顔を見て心底安堵したような表情を
見せていたし。









「いい弱みを握りました。お金に困った時に
提示させてもらいますね!」

「本当性格どうなってんだテメェ・・」

「ご想像にお任せします♡」




言っとくけどビビってねーからな、と
此の期に及んでまだ強がる土方さん。

なら何で私の後ろを歩いているの。






「つかテメェ、一人で夜中屯所内歩き回るな。
襲われてェのか」




なんて声が後ろから飛び込んでくる。







「・・・え、襲いたいんですか?」
「俺はお前を襲いたいとは微塵も思わねェ」




まあ確かに、真選組とは男所帯である。
普段の様子を見ていると、女に満足してる人は
少なそうだし。

そりゃあ危ないと言われれば否定はできない







「だって眠れないんですもん。雷うるさい」

「それに関しちゃ同感だな」

「沖田君とか近藤さんとか、よく眠れますね」

「鈍いんだろ」





あぁ、そうなのかも。
いや沖田君は鋭そうだけど。


他愛もない会話・・この人とそんなことをする
なんて思ってもみなかったけれど、してみると
案外このそっけない感じというか、変に
踏み込んでこないところというか、





(ーーーーー悪くないな)









・・・って!何考えてんだ私





だめだめ。一瞬気が迷った。

この男は、顔は異様に良いけれど
ヘビースモーカーでマヨネーズを飲み物と
勘違いしている変な野郎なのだ。





目の前に迫った厨房の扉を、やけくそに開いた

性格、顔、金→←怖くないけど



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (283 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
461人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シュシュ☆☆(プロフ) - ゆゆのんさん» ありがとうございます!がんばります! (2016年8月15日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます!今日中にUPできればと思います! (2016年8月15日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆのん - 続編、頑張ってください!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-! (2016年8月14日 15時) (レス) id: f6bd8ab27a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 続編、おめでとうございますウウウウウ!! これからも頑張って下さい! (2016年8月14日 13時) (レス) id: 69804cea58 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 真結さん» ありがとうございます!最後まで突っ走りたいと思います! (2016年8月14日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月31日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。